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十人十色の語り唄  作者: 彩葉
4、ホラー枠
27/41

飲み込まれる


□□□□□□


──酷く眠い。目蓋一つ開けられない。


□□□□


『お姉ちゃん』


□□□


──呼ぶ声が聞こえる。弟かな?


□□□


『ねぇ、お姉ちゃん』


□□□


──あぁ、違うなぁ。私の弟はもっと生意気で、可愛くて、憎たらしくて、優しい声だもの。


□□□□


『お姉ちゃんはぼくのお姉ちゃんになってくれないの?』


□□□□


「ならないよ」


□□□□


『どうしても?』


□□□□


「ならないよ」


□□□□


『あっそ。じゃあバイバイ』


□□□□□□


──良かった。これでゆっくり眠れる。


□□□□□□□□□□□□□



イメージ作品:短編『ぼく の お姉ちゃん どこ?』より。

主人公、千秋。


https://ncode.syosetu.com/n3163fq/


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