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俺 泥棒です  作者: アルゴ Algo
1/1

中二病少女と恋する少女

稚拙極まりない文章ですが


見ていただけると嬉しいです

少し昔、とある少年の両親がその国での成人を迎えた時の話。


離れていた大陸同士が地形の変化により、陸続きとなった、200近くあった国々はとある一国によって統一されました。


その後急速にヒトの体の研究が進み、ヒトは第六感を得ました。


第六感を使えるのが当たり前となった世界で、少年の両親が住む地域のヒトは第六感を得られず、差別された訳ではないのだが能力差は歴然だった、それが原因で職業などで第六感を持たない者は不利になった。


母が少年をお腹に授かった頃、能力差は広がるばかりでついには国を去ることを選択した、しかし問題は挙げればキリが無い程あり、その中でも特に問題となったのが お金 である。


両親は資格を持っている訳ではないし、雇って貰える職は大体給料が安い、それに世界的な不況が重なり家計は火の車であった。


そして両親はとある国で盗みに走った、その後国際指名手配され他の国でも指名手配犯を雇ってくれるはずもなく、国を転々としつつ盗みを続けている。


「とまぁ、俺が盗みをしている理由はこんな所だな」


今俺は、目の前の少々面倒くさい事情により共に行動している少女に向かって話している、勿論もう察されているだろうがこの話に登場する少年とは俺のことである、名前はタカサキ カイトと言う。


「それによってカイトは隠匿されし世の影に身を落とした理由っすね〜?」


「カイトは世界の禁忌に触れてしまってしまったのですか!いいでしょう!お供するっすよ!」


とまぁお年頃な発言...いや痛い発言を連呼している彼女は名前をツキノ ソラと言う、顔は誰もが認める美少女で少し明るい茶髪のショートカットで綺麗な紅色の瞳をしている、今は母が昔着ていた緑色の服を着ている。


「お供するって、あれか?盗みを一緒にするってことか?」


「流石はカイト、我を選んだだけの観察眼を所持しているだけはありますね、その通り!我と共に世界に散りばめられた世の理達を探しに行きましょうよ」


「お前オーバー過ぎるんだよ、話を察するだけでなんで観察眼うんぬんが出てくんだよ」


部屋の扉を開ける音と共に女性の声が飛んできた


「ソラにはヒーローのように見えたのだよ、君が、光のない未来に明かりを灯してあげたんだからな、私も感謝の心でいっぱいだ、礼を何度言っても足りない」


今顔を覗かせながら話している彼女はツキノ ミクと言う、ツキノ ソラのお姉さんで歳は17、黒髪で長い綺麗な髪に青い瞳をしている。


「そのことならもういいですよお母さん」


「むう、やはりお母さんと呼ばれるのには慣れないな..」


お母さん...ミクさんはそう言うと照れながら髪をいじっている 今の髪をいじる仕草にはぐっと来ますね、うん。


「なんでこうなったんだか」


「色々あったからねぇ」


会話についてこれず、あたふたしているソラは可愛いかった...ん?俺さっきから、可愛いしか言ってなくね?


俺の一家は良く言えば快盗の集まり、悪く言えば泥棒の集まりである、家族構成は母親二人と父一人に弟が一人で、これを言えばおそらく普通の人は疑問を絶対に持つだろう、まず泥棒家族ということ、母が二人いること。


片方の母は、俺を産み弟も産んだ肉親であり、片方の母は目の前に座っている少女の姉である。


何故こうなったかと言うと、俺達家族が一昨日まで滞在していた国の話になるが、いつも通り盗み目的に入った国には奴隷制度が残っていた。


その国で街を変装しながら歩いていると、子供ばかりの奴隷達がそこら中で働いているのだ、俺はそこそこの国の数を巡って...盗みに入ってきて、奴隷制度をとっている国は珍しくは無かったがここまでの人数、しかも子供が奴隷として働いているのを見たのは初めてだった。


そこにとある少女があまりにも悲しい顔である奴隷の少女を見ていました、それは数日前のミクさんとソラ

だった。


するとまだその国の国民だった頃の少女は。


「妹を返してください!」


その奴隷の少女の主人に向って怒鳴っていた。


すると主人と思われる巨体な男は。


「この娘はねぇ?正式なルートで手に入れた正規品ですよ?オマケに顔も良いからね、これはとても人気でしたよ!ハッハッハ!」


「嘘をつくな!私は奴隷制度自体気に入らないし、よりによって私の妹を誘拐して奴隷にするなど外道にも程があるぞ!」


「誘拐?知らんなぁ?お前ら聞いたか、この娘俺が誘拐したんだってよ!」


気がつくと周りには野次馬が沢山沸いており。


「馬鹿な女だなぁ、金持ちに喧嘩売るとか」


「女一人叫んでても、何の意味も無いのになぁ」


などと、面白がる奴等の方が多く見ていてとても不快な時が続いていたが、しばらくすると親父が


「奴は一人だ、二手に分かれる、俺とリクトは右からカイトとユメは左から回り込め」


親父はつまりこの少女を助けたいのかと察した、親父はマンガの主人公に昔から憧れていて、母が惚れたのも人助けを一生懸命する所だったと言っていた。


この話を聞かされているうちに、恐らく盗みという選択肢を取ったのはどれだけ苦痛だったのだろうと思う。


この時この奴隷達の主人のだと思われる工場の中には半自動の機械がまばらに並んでおり、それを奴隷達は無休で動かしていた、そして工場の少しさびたシャッター式の入口の前に主人が立っており、その目の前に少女が立っていて、周りには野次馬が集っていた、ちなみに俺達は更に外で見ていた。


「了解、相手の男を持ち物貪り尽くしてやります」


家族で1番泥棒してる弟のリクトの返事と共に俺と母は左から回りこみ野次馬の人と人の間をくぐり抜け、素早く奴隷少女を誘拐。


「なんだコイツら!なんで勝手に誘拐しようとしてるんだよ!」


「お前こそ誘拐してんだよ!」


などと、全く会話じゃない謎の会話を交わしつつ、見事に銃口を向けられて。


「とりあえずうちの奴隷を盗もうとしてるんだなぁ?理解が一瞬遅れたが、とりあえず死ね!」


死ね!の子音のSが聞こえると同時ぐらいに、右から回り込んでいた親父とリクトが後から主人を結構な威力で蹴飛ばした。


「いったあぁぁあ」


それと同時に少女を誘拐。


「えっ?ん?えっ?」


親父に右手で抱えられた少女は理解が追いつかないままされるがままに車に乗せられた。


俺達は親父達より先に車に乗車しており、奴隷少女が何故か目を輝かせながらこっちを見ているのは気の所為として、薄汚れた肌や髪などを母が洗い直していた、残念ながら俺に許されたのは音を聞いている行為だけであった。


そういえばまだ母は34で俺が17だから、若くで産んだんだなぁなどと、どうでもいいことを考えていると。


話の理解が済んだ少女、ミクさんが突然親父に言った一言で家族全員が固まった。


「私と結婚してください!」


------------------------


「あの時はびっくりしましたよおか...ミクさん」


どっちで言うのも慣れない俺は、必ず噛んでしまう...恥ずかし。


「抱きかかえられている時思ったんだ、この人と結婚したいって」


「きっとソラも恋心が男の下心ぐらい揺れてるぞ」


「男全体でまとめるのやめてくれます?あと俺ら一応誘拐したんですよ?分かってます?」


「私の恋心も君の親父さんに誘拐されてしまった」


「...ツッコミませんからね」


親父、漫画の主人公じゃなくて、ラノベの主人公してるじゃないですか! なんなんだこのハーレム展開。


「知ってますか?昔は1対1の結婚しか認められてなかったんですよ、ほとんどの国が」


「勿論知っているぞ、心理学者のヘンリー・デトックスが論じた書が原因でデモが起こり、ついには法をも変えてしまったのだろ?」


「俺は昔みたいに1対1の恋愛に憧れているんですけどねぇ..」


「流石はカイトよ、我を差し置いて会話を続けるとはどういうことっすか!」


いやこの流石の使い方はおかしい。


いやしかし...同級生にお母さんが出来るとか、思ったこと...そういや弟の部屋の本で...


「兄貴?今なんか変なこと考えなかったぁ??」


「お前どこから聞いてんだよ!」


弟がいた、部屋の天井に...お前泥棒の才能は家族で断トツだな。


現在ガソリンを使った濃い緑色の車で凸凹している道をガタガタ言いながら走行している、車はとても大きくて部屋を数部屋作れるほどの広さを持っていて、この車は俺が物心ついた時から共にある、家と呼べるのはこの車だけである。


勿論前回の時もこの車のお世話になった、そういやこれ凄い丈夫だよなぁ...


「着いたぞ、次の国だ」


目の前にはごく普通の街並みが広がっていた。


「ここどんな国か分かってるのか?親父」


「ここはクローン技術開発が進んでいる国と聞いたことがあったが..」


親父が変な間切りをしたのが気になるがまあ...ん?


「あれはドッペルゲンガーッスよね!」


ソラが跳ねる、跳ねる...これは..イイ!


「兄貴がエロい目で見てるぞぉ、ソラちゃん」


「なっ!なぁっ!か、カイトもついに魔の三大欲求に呑まれてしまったんすか!」


なんだよ、魔の三大欲求って

ほんのちょっとでも面白いと思ってくれたら嬉しいです


貴方の記憶に少しでも残ればいいな...欲張りすぎですね

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