10 習熟度に合わせた掲載スタイルの検討
1・最終形態
数十万字貯める。毎日更新する。
一章約十万字ずつ(紙媒体の一冊ずつ)で完結できる区切りにする。
評価が自己目標に届かなければ章完結ごとに打ち切る。
そうでなければさらにストックを貯め続ける。永遠に。
トラブルが起きても毎日更新できるストックをため、打ち切りも読者に配慮して区切りのよい部分に……って、どんな模範生やねん。
しかし一応はこれが目標です。
2・一冊ずつ
約十万字ずつ貯める。以下同じ。
ストック時間に余裕がなくなり、章間にブランクが発生しがちになります。
今の私はこのスタイルがぎりぎり可能……かも。
というか、こうしないと落ち着かない感じがしてきました。
3・ペースと完成度に優先事項を分けて作品を平行させる。
A・掲載は週一以上を保つが、完成度は締め切り次第になる「せかせか継続」
B・完成度を追求するが、掲載ペースは最大で月刊まで延長「ぐだぐだ本命」
ストック十万字の毎日更新がまだ厳しい段階では、掲載の継続とペースの安定を目標にすると効果が高いと思います。
小説は視覚情報がないぶん、ブランクが読者に厳しいです。
マンガやアニメに比べると、前回までの記憶を引っぱり出す負担が倍以上になります。
一ヶ月を越えて間が空くと、読者の多くは気持ちを継続しづらくなります……もちろん、作品にもよりますが。
しかしとりあえず週一、できれば週二以上のペース継続が望ましいので、作品Aは継続を重視して、そのペースを保てる範囲で、作品Bは好き勝手に執筆します。
4・完結用の短編と連載用の長編を平行させる。
A・月一回以上、完結重視の「短編」(掲載形式は連載でも)
B・好きなように好きなペースで書く「長編」
ペース以前に完結が安定しない段階では、まずは作品の完結をくりかえして慣れる定石が効果も大きくておすすめです。
小まめに短編を多く掲載すると、自他の多方面を探れます。
マンガ少年誌のスタイルでもあります。
長編の書きためをしつつ、読者をさぐる短編もいろいろ試し、当りが出ればゴーサインです。
5・ありがち失敗コース。
展開すら見通しのない大長編をぶっつけで書きはじめ、途中で放り出す。
しかもそれをくり返す。二回目か三回目あたりで作者が行方不明になる。
いーやー。
いきなり大勝負して反応が厳しいと、一部の異常者以外は心が折れます。
反応などの収穫があっても盛大な非難や離散も発生しがちで心が折れます。
折れたあとのリハビリとしては、気軽な内容で短い作品の掲載がおすすめです。
1と2が今後の自分が予定している執筆スタイルです。
3や4は過去の自分へ勧めたい執筆スタイルです。
作家の相性により、上記のままでは合わないかもしれませんが、スタイル検討の参考までに。