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壮言詩集  作者: 篠崎貴和
3/17

「輸血」

なぜかこれだけは、別にしたかったんです。



 「輸血」


 僕のなかには、

 知らない誰かの血が

 流れている。


 今は忘れてしまったあの日、

 母から受け継いだ 真っ赤な血に

 混じり、


 今も忘れえぬ苦痛の時に

 光を与えてくれた 深紅の血が、


 心によって 光を運ぶ。


 新たな目覚めの時、

 朱という色に

 あれほどの安らぎを 感じたのは

 初めてだった。


 名前も知らない誰かの 善意が、 

 それが僕の 生命(いのち)をつなぎ

 あくせく 日々をつないでる。


 いつか僕の血が、赤い紅い 情熱が、

 また他の誰かを救えたなら、


 そうして日々が つながっていけば


 人々は 光で満たされ


 やがて世界は

 照らされ


 一つに

 なれるだろうか

自分はウィリアム・ブレイクやリルケなどの詩人が好きです。なぜかは…なぜでしょう?

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