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壮言詩集  作者: 篠崎貴和
14/17

「知る権利」

 「自家用車」


 ゴムがアスファルトを削るたびに

 密室に充満した 孤独が

 仲間を求めて 唸りだす





 「疑心暗鬼」


 耳に触りのいい言葉には

 贋作と殺戮のラベルが張り付けられた。


 路上を跋扈(ばっこ)する詐欺師たちよ。

 ごく少数の善人方よ。


 ざまぁみやがれ。





 「ポジティブ」


 戯言なんて聞きたくない。

 光に怯えた 老骨の肉体を、

 むしろ太陽に差し出さないでくれ。





 「試行錯誤」


 目の前の惨劇と

 妄想の喜劇に

 不謹慎にも興奮する





 「ヘルコース」


 贖宥状とは、

 地獄への片道切符でしかない。






 「知る権利」


 紙面に描かれた

 無数の命の残骸は


 天を願って絶叫する


 頭蓋を揺さぶるその声は

 知識欲(ライター)によって引きずられ


 閃光とともに


 掻き消された



知らぬ間にpvとやらが200超えてました。ありがとうございます。

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