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壮言詩集  作者: 篠崎貴和
11/17

「オンライン」


 「〇月☓日」


 〇月☓日


 今日はいたって何をしたわけでもない。

 何事もなく平穏だといえば素晴らしく、

 何事もなく退屈だといえば残念で、

 なんかもう手持無沙汰で、

 課された仕事を片付けていく。


 〇月☓日


 気が付けば日をまたいでいた。








 「悪寒」


 夕闇に消えた鴉の影が、

 不気味なまでに優しく感じて、

 背筋にぞわりと悪寒が走った。


 すべてを飲み込む暑さのなかで、

 より明確に

 存在を主張する。








 「オンライン」


 いまどきつながりを感じない場所は少ない。

 疲れたときには優しい孤独も、

 ただの蠱毒(こどく)と化してしまった。


 狭い部屋に閉じこもって

 架空にその身をゆだねてみても、

 それは味方になりえない。


 寄り添うのではなく近づいて、

 一線を越えて斬りつける。


 追撃を恐れて 首を斬る。





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