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第6話:自分の間合い

森を抜け、小川のほとりに差し掛かる。

肩のクレイモア、腰のクロスボウ。カイの動きは以前より自然で、無駄がない。

茂みの奥から魔物が姿を現す。

カイは矢を番え、距離を測る。敵が突進してくる。

今回は、誰の声も聞かず、誰の動きも気にせず、自分の判断だけで距離を保つ。

魔物が跳びかかる。カイは剣を横に振り、踏み込み、引き、斬撃と射撃をリズム良く切り替える。

敵の動きに応じて間合いを作り、攻撃と防御のリズムを自分の体で感じる。

戦いの最中、昨日見た影の人物の動きがふと頭をよぎる。

だが、真似ではなく、自分なりの間合いを作る。

踏み込みの幅、引きのタイミング、矢を放つ瞬間――すべてが自分の判断だ。

魔物が倒れ、森に静寂が戻る。

カイは胸の奥で、戦闘のリズムを反芻する。

距離――敵との、環境との、自分自身との間合い。

それを体で理解する感覚が、少しずつ自分のものになり始めていた。

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