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昨日は投稿できずにすみません。

誤字脱字報告ありがとうございました!

しばらく忙しくなってしまうので、不定期になりそうです。

 



 先ほどの使用人にすぐに愛しい陛下を部屋へお招きして、と伝えたら飛ぶような勢いで愛しい陛下がこちらに来てわたくしが座っている隣に座りましたの。可愛いわ。

 ずっと楽しみに待っていてくださったのだし、思いっきり甘えましょうか!



「ガイ、わたくしの準備が終わるのをずっと待っていてくださったんですって?」



「あ、あぁ。」



「嬉しいわ、わたくしもガイに一番に見てもらいたいと思っていたの。願いが叶ったわ。」



「っ!」



 あら?急に俯いてしまったわ。どうかしたのかしら?愛しい陛下の俯いてしまったお顔に手を添えて、わたくしの方に向けさせると……お顔が真っ赤だわ、照れていらしゃるのかしら。



「その…俺もフィーナの着飾った姿を一番に見れて嬉しい。いつも綺麗だが、今日は女神のように神々しいな。もしかしたら、神が天界から降りてきてフィーナを連れ去ってしまうのではないか、と。とても不安なんだ。

 だからどうか俺を置いて天界へ行かないと約束してくれ。」



「あら、もしわたくしが強引に連れ去られてしまったらどうしますの?」



 そう言ってみたら愛しい陛下が……

 え?ガイの方がいいですって?ダメよ、ガイと呼ぶのは二人の時だけなんですの。会議とか式典で言い間違えてしまうかもしれないじゃない。

 聞いていると背中がむず痒いですって?んもう、しょうがないわね。それなら、あいだをとって陛下にしましょう。

 では、先ほどの続きを話しますわね。

 そう言ってみたら陛下がニヤリと黒い笑顔になってわたくしにおっしゃいましたわ。



「フィーナが連れ去られてしまったら?そのようなこと、聞かなくてもわかっているだろう?

 次元の狭間をこじ開けて、神が殺してくれと慈悲を請うまでズタズタに引き裂き、俺からフィーナを奪った罪を分からせてから再生しなくなるまで殺して、フィーナを連れ戻すに決まっている。」



 わたくしのためにそこまでしてくれるなんて!わたくし、いつもの陛下の笑顔も好きですが、そのような悪どい顔も好きですわ。


 え?愛が重すぎる?これが陛下の通常運転ですから慣れてくださいな。

 神を殺せるのですかって?たぶん、今も殺せるんじゃないかしら。昔もそうでしたし。

 昔のことがそんなに気になるんですの?今日は陛下と幸せの余韻に浸りたいのでまた今度お話しますわ。



「……でも、フィーナは人殺しが嫌いだろう?俺はフィーナの嫌がることはしたくないが、其方のことになると自分自身を制御出来なくなるんだ。だから、これからもずっと俺の傍にいて俺を支えてくれ。」



 ん?人殺しが嫌い?わたくしが?なぜそのようなことになっているのでしょうか………



 あら、もしかして陛下の皇帝即位の時わたくしを手篭めにしようとした隣国の大臣を陛下が殺してしまって大切なドレスに大臣の血が飛んでしまってつい顔を顰めた時のことかしら。

 あの時に着ていたドレスは、陛下にもらったドレスの中でもわたくしのお気に入りだったのですわ!


 え?なんですの?殺された大臣?知りませんわ。わたくしはドレスの事と心配そうな陛下のお顔しか気にしていませんでしたから。

 確か…その後は宰相がその大臣の悪事を公表して隣国に賠償金を支払ってもらったと記憶していますわ。

 ですから陛下は勘違いしておられるのよ。

 もっとも、その事実をわたくし陛下に言うつもりはありませんわ。だって、血を見ても平気な女って思われるのは嫌なんですもの。この事は秘密ですわよ?



 ああ、陛下そんな不安そうなお顔をなさらないで。

 わたくしの返事はいつまでも変わりませんわ。



「そのようなことをおっしゃらなくても、わたくしは死ぬまでガイの傍におりますわ。わたくし一番愛しているのはガイだけでしてよ。」



「っ、それは……息子達よりかっ!」



あら!あらあらあら!そんな、陛下ったら息子達にまで嫉妬していますの?






呼んでいただきありがとうございます!(*´˘`*)

ぜひいいねと星よろしくお願いします!

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