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第71話 不思議な部屋

 腕の端末に表示された爆発マークのアイコンを押す。それで安全装置が外れたらしく、もう一度マークが表示された。

 迷わずタップした次の瞬間、爆音が空間門制御室に轟いた。衝撃で身体がくらっとする。結構な衝撃だ。空間門ゲートを見ると壁が抉れていて、金属フレームが食いちぎられていた。

 これでいいか……半分くらい欠損してるし、もう使えないだろ――


 ビーッ! ビーッ! ビーッ!


 警報が響いた。


「な、なに……!?」

「お兄さん、ドアっ! ドアが閉まる……!」


 困惑してきょろきょろする陽菜美の横で、シアが指差す先ではドアにシャッターがゆっくりと降りている所だった。


「閉じ込められるっすよ、このままじゃ……!」

「みんな飛び出せ!」


 はっと息を呑むレヴィの背を押し、俺は通路に飛び出した。

 するとそこでも分厚い金属の扉が下りているところだった。


 隔壁だ! 区画を封鎖してようとしてるのか……!?


 俺は咄嗟に通路を指差し、陽菜美たちに示した。


「とにかく走れ! 身動きができなくなるぞ!」

「骸骨鼠の大群ボーンレミングス、散って、出口を探して。そしてお兄さんお願いします」

「おっ!?」


 シアが俺の背中にしがみついてきた。体力がゴミだからおんぶして運べというのだろう。

 ちょっとびっくりしたが、そういうことならしょうがない。俺は「任されたぜっ!」と頷いてから先行する骸骨鼠の後を追って通路を駆けた。

 しばらく走ったが、次々と隔壁が閉まっていく。


 そんなに不味かったか……あの爆発で防御システム的なのが作動したとか……。


 俺がそう思った時、俺の背中でシアがぐっと身を乗り出し、通路の突き当りにあるドアを指差した。


「あの部屋で行き止まりみたい」

「じゃあとりあえず、あそこに避難しよう」


 俺がそう言うと、陽菜美とレヴィも周りを警戒しつつ、


「っていうか、他の通路もう隔壁が下りてるみたいだし、もうその部屋しかいけなくない!?」

「なんか誘導されてるぽっすね。あの部屋に何があるんだろう……」


 などと不穏なことを後ろから言ってくる。だがもう行くしかない。こんな通路で立ち往生なんて話にならないから。

 そして部屋に飛び込んだ俺は思わず眉を寄せた。


「ここは……」


 目に映ったそれは、不思議な光を宿したクリスタルの柱だった。


「面白かった!」


「続きが気になる!」


「今後どうなるの!」


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