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第66話 異世界でSF系のFPSみたいな装備を調達!

「勇夜さんと陽菜美さんにはここで装甲服アーマードナノスーツを着てもらいます。装甲服のシールドがなければ狂気の能力に対応できませんので」

「やった! パワードスーツ着れるなんて最高……! SF系のFPSもプレイしている私からすると夢シチュだよ」


 不安そうにしてたくせに、陽菜美が急に強気になった。やっぱ武器があると心強いよな。


「楽観的なお前が羨ましいよ。これから淫魔と戦闘なんだぞ」

「でもそう言うお兄も、口、ちょっとほころんでいるよ」

「そりゃまぁ、パワードスーツ着れる機会なんてないから、内心すげぇワクワクしてるからな」


 小さく唇を釣り上げた陽菜美と同じように俺も挑戦的な笑みを浮かべる。俺たちの目の前ではユリさんが、このようにプラットフォームに立っているだけで装着できます、と言いながら次々と伸びてくる機械のアームから装甲服のパーツをつけられている。


 なるほど……ただ立っているだけでいいのか…………おおっ!? なんかぎゅぎゅっとフィットしてきたぞ……!


 ユリさんと同じように俺がプラットフォームに立った瞬間、床から金属のブーツがせり上がってひざ下までを覆った。それからアームが伸びてアーマーを太ももや鼠径部、胸や肩につけ、関節やつなぎ目に特殊な繊維がアーマーからびゅーっと伸びて身体を覆った。最後に通信用のヘッドセットとガスマスクをつけたら完成だ。


 手のひらを握ったり開いたりしながらプラットフォームを下りると思わず、ふふふ……と声が漏れる。もうアレだ。このスーツ凄い。着ただけで強くなった気になれる。


 今の俺、過去一で強くね!? もう最強じゃん!


 テンション爆上がりで自分に酔いしれていると、ふと目の端に縮こまった二人の悪魔が見て取れた。


「神界怖い……ピコピコだらけっす。理解できないもの的な恐怖……!」

「ピコピコって。お前普段スマホいじってるだろ。それと同じ機械だって、これは」

「全然違うっすよ。スマホ安全、ここ怖い。そうだよね、シア」

「確かに怖いね。悪魔の生存本能で身体がぷるぷる震えてくる……きっとここにある武器だけで軽く百回は殺されちゃう」

「そうですか? 確かに見慣れない空間ですが、別に何も感じませんよ」

「くぅ~……これが戦闘能力の差か……さすがるき姉。もってる魔力が違いすぎるね」


 ぷるぷるするレヴィとシアとは対照的に、ほぇーと武器庫を眺めるルキナさん。その呑気なリアクションにシアが感心している。


「そちらのお三方も着ますか?」

「いえ、結構っす。アタシたち魔力で防御できますから」

「うーん……私もいいかな。能力的に後方支援しかできないからパスで」

「私も遠慮しておきます」


 レヴィとシアが断るその横で、ルキナさんそう言うとパーカーとスーツを着た身体が光り始めた。服の輪郭が一瞬で変化し、一拍置いて光が収まると格好が変わっていた。

 ゆったりとした黒白の上衣にスリットの入ったスカート。そのスカートから覗くむちむちした太ももは肉感的なのに対し、ケープを纏ったその姿は清楚な印象。

 前に見たあのシスター服だ。

 ルキナさんは服の上からでも大きさがわかるその豊満な胸に手を添えて、自らを示した。


「この、侯爵級悪魔の魔装がありますから」

「やっぱいいわ。ちょっとエッチなのに清楚なシスターとか。髪も銀髪だし、優しそうな顔立ちだし……」

「これ凄い……身体が凄く軽い感じがする……」


 俺がうっとりとしながら呟いている間に陽菜美も装甲服を身に着けていた。



(次回に続く)2


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