表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

61/92

第61話 神界侵略の結末

ARMアルム‐B1《ビーワン》、発射ファイア!」


 通路に止めてあった高機動車両に飛び乗る直前、発射コードを叫びました。

 二発の弾頭が背面のミサイルポッドから発射され、油断しきった淫魔の周囲にガスをまき散らしながら飛んでいきます。そして弾頭が着火すると、一瞬で炎が広がり、二千度の赤い波が彼女たちを飲み込みました。

 面制圧弾頭、ARM34P《フレイムスピアⅢ》。個人用のミサイル兵器だから被害範囲は五メートルほどと狭めですが、二発撃てば通路の端から端までを焼くことは容易です。


 黒焦げた淫魔を見る手間も惜しんだ私は、運転席に飛び込んで高機動車両をバックさせます。

 二〇メートルほど一気に下がって、ハンドルを切り返し、ボンネットを前に向けて前進させ、通路を折れながらアクセルを全開にします。その際、私は思わず渋面を作りました。

 視界の端に黒い二つの影が動いたから。それは真っ黒な人形なのに口だけ三日月のように歪んで白い歯が覗いていたから。


 まだ生きてます……! あのバケモノどもはッ!


 ハンドルを握りしめた手が震えてきます。驚異的な生命力を持つあの淫魔に恐怖して。

 それでも私は逃げます。この情報を司令部に伝えなければなりません。

 ドッキングゾーンまで後退すると、そこにいた戦乙女の部隊長が「現状を報告せよ」と言ってきました。もう答える余裕もなく、私は壁に埋め込まれている制御パネルを指差します。


「この先の味方は全滅です! 早く隔壁を!」


 それから私はテュール様に重々しく報告しました。あの淫魔は狂気と幸福をまき散らす特殊個体だ、と。このままではドッキングゾーンを死守できないどころか、神界を淫魔に取り込まれる、と。

 数分後、テュール様は決断しました。


第一神界域メリクリウスエリアを放棄する。下界に投下せよ』


 警報が鳴り響き、ドッキングが解除される重々しい音が振動となって足元を揺らします。巨大な質量の物が落ちているんです。私は隔壁越しに神界の一部が失われていくのを感じながら、目の前の危機が去ったことに安堵しました。



 そして今、再びその危機が目前に迫ってきています。

 私は通路を進み、会議室の扉の前に立ちました。

 これから対策会議が始まります。

 もう失敗はしない。あの淫魔を駆逐し、安寧秩序の世界を維持するのです。

 私はそう誓いながら扉を開きました。


「面白かった!」


「続きが気になる!」


「今後どうなるの!」


 と思ったら下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援をお願いいたします。


 面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です! お気軽に応援してください!


 作品のブックマークもしていただけると本当に嬉しいです。


 何卒よろしくお願いします。


 一緒にこの作品を盛り上げていきましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ