表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/92

第50話 ヒロインの危機!? 服が脱がされていく!

 ともあれ、やはり嫌な予感がする。絶対服従させられる能力なんてもつと大抵ろくなことをしないから。


「ちょうどよいではないか。憑依したてで魔力が足りなかったのだ。少し若いが、綺麗な娘だだしなぁ。貴様とまぐあうとしよう」

「や、やめてください……! 魔王様となんてみ、身に余る行為ですので……っ!」

「それは俺が決めることだ。立て」

「い、嫌……っ」


 レヴィが必死に首を横に振りながら身を縮めて抵抗しているが、そんなのは抵抗にすらならなかった。アスモデウスは脂ぎった手でレヴィをつまみ上げ、軍服ワンピースを脱がしていく。


「おい、嫌がってるのに無理やりするとか、お前らの王様はどうなってんだよ!?」

「やっぱりこうなるよね。あのヤ〇チン魔王。魔王権限をつかってヤりたい放題してるって噂は聞いてたけど本当にするなんて……色欲を司るだけあって、エッチで魔力回復するとか、もう淫魔だよ――」

「ふざけた魔王だな、クソがっ!」

「お兄! 何とかしないと……!」

「こうなったら諦めるしかない。ごめんね、レヴィ……うう……」


 滔々と説明してくれたシアの言葉に俺と陽菜美の怒号にも似た声が重なり、それから犯さかけている姉を見て悲しむシアの声が耳に入った時、俺は悪あがきをするようにポケットに手を突っ込んだ。


 何かないか……! ん? これは……!?


 それはヒモ状のもので、こつんと指に当たるプラスチックの感触。

 俺は迷わずそれを頭につけ、首を左右にブンブンと振った。


「時よ、止まれ!」


 すると、目に映るすべてが動きを止めた。服を剥がれて黒い下着姿になったレヴィも、跪いたままのシアも、後ろで叫んでいた陽菜美も、息をひそめて見守っている常夜の性域の連中も、さらにはアスモデウスさえも止まっていた。


 よし、時止めヘッドバンドは有効だぞ!


 俺は数歩下がり、陽菜美に向き直ってから首を振るのをやめた。


「陽菜美、その銃を貸せ」

「うわっ、ビックリしたっ」


 陽菜美からしてみれば一瞬で振り向いて詰め寄ってきたように見えたのだろう。驚いて目を丸くしている。だがこのヘッドバンドについて説明する時間はない。じれったくなって陽菜美が返答する前にスタンライフルを掠め取った。


 時止めヘッドバンドには五秒しか時間を止められない制限がある。その制限時間でアスモデウスを倒すにはスタンライフルを使うしかない。つーかこれが俺の限界。止まった時間の中なら外さないだろうし、魔王と言っても今は人間の身体を借りている状態だ。きっと倒せるはず。


「嫌っ、絶対無理! ありえないっす! こんなオッサンにヤられるくらいだったら先輩にヤやれる方が一〇〇倍マシだし!」

「ほう、すでに思い人がいるのか。フフ、そういう娘を手籠めにするのも一興だな」

「このクズ、何が魔王っすか! 先輩は着衣のまま足だけ犯してきたのに、いきなり服を剥ぐなんて鬼畜っすよ! この変態っ、色情狂しきじょうきょう、豚オヤジ!」

「足だけ犯すだと……? この世にはそんな稀有や奴がいるのか……」


 下着姿で床に転がったまま鋭く睨みつけ、罵詈雑言なレヴィだが、アスモデウスは顎ヒゲを撫でながら呟いた。パフブラシでお仕置きした時の話が気になるのか、アスモデウスは考えを巡らせるように小さく頷いている。

 この隙を逃すわけにはいかない。俺は首を高速で振って時止め効果を発動させ、スタンライフルを構えた。


「く、くそっ。これじゃあまともに狙えねぇぞ!?」


 盲点だった。首を振っているから照準が定まらなくて銃口がガクガク揺れている。これじゃあこの近距離でも当たるかどうかわからない。



(次回に続く)5

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ