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⑷『思想家の、快適と憂鬱』

⑷『思想家の、快適と憂鬱』



思想家の思想的役割を、非常に高角度から眺めれば、その俯瞰的位置の快適さというものは、確かにあるだろう。しかし、一方で、その俯瞰状態というものの、居心地の悪さの様なものが、周囲に露呈すれば、恐らく、思想家は憂鬱になるだろうと、考えている。



思想家は、今日も、世界について考えているのだろうか。それは、分からない、しかし、思想家が、思想を考えていないとすると、それは最早、思想家ではなくなってしまうのではないか。こういう考えも、また、思想の一部だとしたら、何と悲劇的なことだろうか。



思想家が、思想を考えていなければ、思想家ではない、という思想、これもまた、思想の一つではある。思想家は言うだろう、それも思想、また、思想家とは時に、思想家ではない行動をするが、それもまた、思想のためなのだ、という風に。

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