1話 魔法使いきたーーーー
はは、なんで異世界来ちゃったんだよ。
笑えないよ。
興奮してるけど。
まああの魔法陣のせいだろ。
ん?てことはもしかして俺勇者で魔王倒しに行くのかな?
ーーってそれなら今頃城の中か、
そういえば2人ともこっちに来たのかな?
結構大きい魔法陣だったし、流石に逃げられないよね?
もしかしたら別のとこに転移してるかも?
2人を探すのも目標の1つだよな!
ってなんでこんな俺落ち着いてんだ?
でも、これからどうするか……
ーー刹那、俺の心を不安や恐怖に絶望が襲う。
こんな感情はさっきまでなかった。
勝つのは、不安か、恐怖か、絶望か、
直ぐに決着はついた。
と、言うより、元から決まっていた。
俺が1歩を踏み出す。
勝ったのは……
他でもない、好奇心だった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「あっ! そういえばステータスとかあるのかな?」
俺は立ち止まり思わず声に出したものの、これはラッキーだった。
『主様の声を感知 お答えいたします』
俺の頭の中に機械的な声が響く。
『この世界にはステータスが存在します 主様のステータスを確認しますか?』
俺は何が起こってるのかわからなかったが、取り敢えず確認することにした。
「はい」
『ステータスを表示します』
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名前 星晶 凛 Lv.729
【ステータス】
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【攻撃力】 2,729
【武術】 530
【剣術】 2,029
【魔術】 12,970
【防御力】 629
【体力量】 527
【筋力量】 302
【魔力量】 172,929,729,727(1729億2972万0727)
【回復量】 ……
etc……
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ーーーーいやいやいやいや!
ちょっと途中で見るのやめちゃったよ?流石に?
なに?魔力量約1700億って?
もはや頭おかしいんですが。
あ、続き見なきゃ。
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【名前 星晶 凛 Lv.729】
【ステータス】
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【攻撃力】 2,729
【武術】 530
【剣術】 4,320
【魔術】 12,970
【防御力】 629
【体力量】 1,213
【筋力量】 1,210
【魔力量】 172,929,729,727(1729億2972万0727)
【回復量】 672
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【スキル】
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【火魔法】 LvMAX
【水魔法】 LvMAX
【地魔法】 LvMAX
【風魔法】 LvMAX
【光魔法】 LvMAX
【影魔法】 LvMAX
【聖魔法】 LvMAX
【闇魔法】 LvMAX
【雷魔法】 LvMAX
【呪魂魔法】 LvMAX
【転移魔法】 LvMAX
【回復魔法】 LvMAX
【重力魔法】 LvMAX
【身体強化魔法】 LvMAX
【結界魔法】 LvMAX
【鑑定】 Lv6
【アイテムボックス】 Lv28
【念話】 Lv8
【錬金術】LvMAX
【魔道具作成】 LvMAX
【詠唱記憶】
【無詠唱】
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【エクストラスキル】
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【原子操作】 Lv14
【魔道具改造】Lv20
【神からの警告】
【詠唱改変】
【魔力知能】【アトム】
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……なるほど
チートだな!
っていうか。
魔法使いきたーーーー
いや?
賢者かな?
まあこんな魔力と魔術なら賢者か?
【魔力知能】【アトム】?ああこのステータス見せてくれたやつか。
「お前って【アトム】って名前だったんだな」
『はい、私は魔力知能【アトム】です。名前は主様の特徴的な魔法により、命名されます。私は、主様の特徴が【原子操作】なので、原子から、【アトム】と名付けられました。また、魔力知能は、勇者に選ばれしもの、勇者と同等又はそれ以上の、異世界から来たものに付与されるスキルです。これからは呼ぶ時に、はじめに【アトム】と呼んでください。そうしたら、反応いたします。』
「わかった。よろしく【アトム】。」
よく喋るな……
これからどうしよう……
とりあえずどんな魔法かは想像つくし、詠唱記憶あるから魔法の詠唱は頭の中でわかるぜ!
無詠唱も詠唱改変もあるし、魔法は大丈夫だろ!
とするとどれだけ自分がチートなのか知りたいな、と俺は思った。
「ねえ? 【アトム】 この世界の俺を除いた平均や現在最高、過去最高ステータスがとかってわかる?」
『もちろんです 表示しますか?』
「もちろん!」
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【平均戦闘者ステータス Lv.105】
【ステータス】
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【攻撃力】 623
【武術】 654
【剣術】 519
【魔術】 590
【防御力】 645
【体力量】 459
【筋力量】 602
【魔力量】 600
【回復量】 110
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おっわかってるー。
ちゃんと戦闘者だけの平均だ。
うん、相当チートだね、俺。
『次は過去最高ステータスです』
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【名前 海道 翔 Lv.680】
【ステータス】
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【攻撃力】 3,100
【武術】 4,103
【剣術】 3,192
【魔術】 3,303
【防御力】 1,203
【体力量】 2,032
【筋力量】 3,204
【魔力量】 4,302
【回復量】 1,132
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「【アトム】ちなみにスキルは?」
『海道 翔様はすべてのスキルをレベル上限の半分と、エクストラスキル【神の加護】、【勇者】、【魔力知能】を持っていました』
おー。
この人チートだね!
ていうかこの人日本人かな?
俺以外にも転移者が……
『現在最高ステータスを表示します』
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【名前 鏡音 翔也 Lv.528】
【ステータス】
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【攻撃力】 2,729
【武術】 2,054
【剣術】 2,089
【魔術】 2,432
【防御力】 2,453
【体力量】 2,693
【筋力量】 2,345
【魔力量】 2,934
【回復量】 702
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……っておいおいおいおい!
翔也じゃねーか!
やっぱあいつもこっち来てたか、
『スキルは全種類が最高レベルの4分の1のレベルと、エクストラスキルの【神の加護(下)】と【勇者】、【魔力知能】持ちです。』
なるほど、あいつもすげーな。
ていうか俺の魔力量ってやっぱバランスとか諸々壊れてない?
なんか俺の周りに魔力漂ってる感じするんだが?
制御できてる?
【鑑定】
おっ! なんか使えた。
【鑑定】
【現在の近くの空間の魔力濃度1000%】
あーこれやばいやつ。
抑えられないかな?
魔術10,000越えだし、
集中ーーーー! とかするのかな?
おっ!魔力が出て行かなくなった!
【現在の近くの空間の魔力濃度20%】
多分これで大丈夫!
『主様。ここら辺の魔力濃度が濃いです。魔獣かもしれません。』
「多分それ俺。」
『そうですか。すいません。』
「 普通って魔力濃度ってどんぐらい?というか魔力濃度って何?」
『魔力濃度とは、空間にある魔力の空気に対する濃度です。これにより、ステータスアップなどが起こります。基本的に漏れ出た魔力が空気に蓄積されていきます。基本的には、魔力濃度0,1%ほどです。』
「えっ?俺どんだけ魔力漏れてんだ?」
『……』
アトムに呆れられた……
まあいいや。
あそうだ!
街を探そう!
きっと冒険者ギルドっぽいのあるよね!!!
楽しみ!
早速【身体強化魔法】つかおう!
せっかくだから詠唱もするか!
「我の身体に捧げしものは魔力 魔力がもたらすものは生命 我の力を高めたまえ」
初級魔法だから詠唱は簡単だ。
そして詠唱が完成すると凛の体が光る。
「身体強化」
俺は体がとても軽くなったように感じた
「おおっ! すげぇ! 走ってみよう!」
ビュオン
刹那、そこから俺の体は消え、風切り音が鳴った。
「おおっ! 早っ! 新幹線より早そうだな! これならすぐに街が見つかりそう!」
俺は街を探して全速力で走り出した。
『後書き』
1日で2話書けました!
よければ感想お願いします。
次の話で会いましょう。
2021/07/22 10時24分
様々な描写、表現、文章の改正と追加を行いました。
2021/07/28 20時21分
様々な描写、表現、文章の改正と追加を行いました。