プロローグ
初めまして
投稿初挑戦の橘闘牙です。思いつきの内容でありきたりだなと思う点や文章が支離滅裂という部分、誤字、脱字が多くあると思いますが、どうか温かい目でご覧ください。
これまで投稿した数話に関してこまめな修正が入ります。後日にはプロローグも修整したものにしていきます。
暖房が、不要になり春の心地よい風が吹き込んできたが、とても心地よさを堪能できない。このまま寝たい気持ちを打ち砕くのに足るだけの山のような書類。
日常とはこんなにも大変なものだっただろうか。
「前世に戻りたい!」
そんな、心の声が漏れ出すほどの状況に後悔しつつ、書類を処理する。
しばらくして聞き慣れた声がした。
「よいしょっと!……良かったー。ちゃんと仕事をやってました。まだまだ、今日中に片付けて貰わないといけない書類があるのでどんどんやってくださいね。」
扉の向こうから大量の追加書類を抱えて、その山の影から補佐官の倉敷寧々が安堵した表情で、毒をはきながら向かってきた。
「なんだよ。少しの現実逃避くらいしったていいじゃないかー、むしろ休みをもらっても文句を言われないレベルの過重労働だよ。」
どうのしようもないことではあるがそんなことが口からでてしまった。
それを聞いた寧々は、愚痴に同意とも呆れているとも想える目でこっちを見てから、
「「この国は、戦争に突入しようとしているんだ。」「今は月月火水木金金状態だ。」っていったのは将基じゃないですか。休みなんてとれるはずないじゃないですか。」
「そうまさにそこに文句もとい上層部の奴らに直談判したい思いが燻っているだよ。」
寧々の発言にかぶせ気味に言った言葉に大きく頷くとともに様子を伺うために前を向くと、
「そんなこと想うんだったら新設された陸海空統合司令部の参謀総長への任命辞退すれば良かったじゃないですか!振り回される私や寧々のことを考えてください。」
いつの間にか現れた補佐官の高梨真矢が肩で息をしながら一息に抗議してきた。面白そうだと悪ノリの自覚は持ちつつも、からかおうと思い何かを言おうとしたが、……やめた。いや、やめざる終えなかった。真矢の目がとても座っていたのだ。この状態の彼女に手を出せば、地位や今の状況をすべて度外視してでも、俺に斬り掛かってくる、……そんな予感がしたからだ。
……それはさておき、なぜ、こんなにも怒っているかは、参謀総長の件が原因ではあるが、任命直後に事実上の総司令官の地位まで陸軍、海軍、空軍の将軍方にお願いされたことが一番の要因だろう。
(……まだ、それに加えて二人にも話していない秘密があるが、……これいつか言えるか?言ってもスゲエーことになりそうな未来しか見えないなあー。)
そんないつも通りの風景にホッとした。
それに加えて、二人が素の状態でこちらに対応してくる、そんな光景に安心感をいだきつつ、過去の過ちを悔いた。
「こんな、重労働を強いられたのもあの神のせいだ。」
自分が神の図らないを本気で不満に思っているわけではないことに対して、呆れつつも、微笑ましいことだと思いながら、過去のことを遡っていった。