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個人メモ 西洋占星術。ホロスコープの1室の解釈について。

作者: ヘッケル欲しい

ホロスコープは今や日本でも市民権を得ている占いの一種である。

出生時刻と場所によって個人の性格や起こりうることを予測する長い歴史をもつ。

紹介はこれくらいにして、本題に入っていこうと思う。

まず第一に1ハウスについて考えてみたい。教科書にはヴァイタリティや見た目、その人そのものを表すというのが一般的である。

ちなみに、紀元前1世紀ごろの詩人であり占星術家であるマニリウスは1室についてこのように書いている。

「人生、個人形成、生まれたばかりのときの教育。両親の祈りと子供の未来、物事の成功を表し、水星が入ることを喜ぶ」と(自分で書いていてもよくわからないなぁ)

またフィルミクスはこういう。「男の精神と人生、基礎的人格。」リリーはこれに加えて、「体の形」も追加している。

様々な本で基本的に良いハウスとされているがここからは個人の見解で述べていきたいと思う。

1室は目に見える形で無意識のうちに現れるもの。それをしない場合、勝手に環境からそれが迫ってくるともいえる気がする。

ここに太陽があれば、無意識のうちに社会的な自己を輝かせようとするため堂々とした風貌になるように求められる。10室とスクエアで7室とオポジションになり、社会に対して基本的に無関心、対人も緊張を強いられることもあるために超然とした自我を確立することになる。サインによりけりではあるもの基本的に自分本位になりがちであり、そのサインのことに対して異様に詳しくなったり先頭を切ることが多くなるため自然と名声を得ることも増えるであろう。女性の場合夫や配偶者が我が強いオラオラ系であったりする(というよりそれを理想の男性像とする)冥王星とアスペクトあったらDQNだったりするかも。


次に月である。母親の素質が非常に強い。サインによりけりではあるものの大衆的な雰囲気を醸し出すことになる。雰囲気を作ったり、子供に好かれることが多いであろう(土星とのアスペクト、恒星など位置によっては変わるかもしれないけれど)。雰囲気作りに富む。見た目はおっとりと優しそうな感じを出す。常に母親との関係を望むためマザコンである。幼少期は恐らく我が強く、母親や周囲を巻き込む子であっただろう。

母親と似たような境遇の人生になりがちで、変動しやすい。サインによるディグニティが恐らく影響が大きいと思われる。女性の場合「まさに妻、主婦」としての生き方をすると思われる(かに座は特に)


3番目は水星。

水星の象徴は文筆、コミュニケーション、移動、神経、自分の体を使って動かすこと。6歳から15歳と基礎的な教育を受ける時期に該当する。アスペクトによりけりではあるものの基本的に勉強や知識をよく蓄える人であろう。

1室にある場合、なにがしか人とコミュニケーションをとる衝動に駆られたり、よく人に話しかけられたりして自然に知力を伸ばす機会が多くなるであろう。神経は基本的に興奮しやすい。常に情報を知りたがるので雑誌やネットに強くなるであろう。なおハウスオブジョイであるため水星の動きが活発になり見た目が若くなるともいわれている。3室の状態によりけりだが基本的に短い旅行も好きである。知的な人である。父親の職業がそういった水星を扱う事でもあったりする。ないし母親がおしゃべりだったりすることも多い。


金星の象徴は音楽やスイーツ、女性、お金といった楽しみに関すること全般である。

1室にある場合、そういったキャラクターが自然と形成されるため、人から愛される、楽しみを共有する、友好役としての人格を形成しやすい。(サインによってどのような楽しさかは別ではあるけれども)。また友好という意味から人にも自分にも甘くなるほか、甘いものが全般的に好きである。恋愛のチャンスも多い。サインによりけりではあるが天秤座の場合だと特にもてる、山羊座の場合だと社会的なステータスを上げる清楚な恋愛なりチャンスや伝統芸能に傾倒する傾向。基本的に人との交友が多かったり人生を楽しむ傾向にある。トランジットで来た場合、基本的には(特に女性はモテ期と)いわれる。かもしれない。


次は火星。攻撃性やセックス、押し出すこと、主張をすること。

基本的に自分が主張しなければ周りからがみがみ言われたり、体育会系の人に何故か会いやすい。早急な行動を求められることも多かったり、自分の場合だと良くも悪くも言い出しっぺ的なことが多い。

性格は基本的に荒く、筋トレを趣味としたりして、肉体もがっちりとした人が多い。先行行動が基本的に多くなるので集団における決定権をもつことも多い。人生を決めるのは基本的に自分のやる気である。

傍から見ると荒い人とか思われるが7室と違って、純粋な意思からくる行動なので本人は悪気があるわけではない。女性の場合強い男と縁があるが悪いアスペクトを形成している場合DVや性的な目で見られることも多い。(木星とのアスペクトが欲しいですな。)。36歳から言動が荒くなったり、リーダーシップを発揮せざるを得ないことが待ち構えていることが多い。

それこそ品位が良ければとても良い働きをするが、天秤座、うお座、かに座や牡牛座といった悪い品位だとストレスが人一倍たまりがちである。一番よくないのは天秤座だと個人的に思われる、今のご時世で最も嫌われるマウントや自分が正しいアピールを多数の人にしがちな傾向にあるためである。

余談だが、さそり座火星の人に喧嘩を売ってはいけない。見えないものを飛ばしてあなたの気性を崩させることも多いので。(外は怒ってなくても内でマグマのような怒りが常に煮えたぎっているため)


木星、社会的善意や高等教育、思想、地位の高い人、聖職者。12年に1度の幸運の星とよく雑誌で書かれている星である。教科書には何事も拡大してしまう星と書かれる。(あながち嘘ではない、個人的にはよく悪くも楽観的で気にしない傾向にするが故にそうなってしまう、というのが本質かと思うんだけど。)

この惑星が1室にある場合、陽気であり、人生観もポジティブで(サインによるが)信仰深く、身長も高いためチャンスが自然と寄ってくる。また父親の職業が高い位置にあったり、母の実家が恵まれていたりするため幼いころから可愛がられる傾向にある。哲学や抽象思考を行動に表そうとするため精神性も高い。しかし、あまりにも人の善意を受けすぎることもあるため自身の能力の限界をきちんと知らなければならない。おとめ座、ふたご座、山羊座以外では非常に良い配置である。金星と合であったらば趣味が認められたり、お金持ちの傾向だったり結婚運がよかったりする。(サインによるが)


土星、一般的に不幸の星や権威、失楽者、石膏細工職人といったものを象徴とする。現れる例としては試練であったり現実、組織、固いもの、制限、分離、コンプレックスであり将来の自分の像である。

それが一ハウスにあるとどうなるか。自制心が強く、おさないころから厳しい環境に置かれがちである。自分がこうしたい。ああしたいということを親や周りの人に止められたり、自分がまわりからこうすべきであるという言動を押し付けられることも多々ある。自分の中に自身の高い理想があるためそれを達成せんとする。そのため若いうちは自信がなく怖気づいたいわゆる「陰キャ」が多い。しかし30近くになると徐々に自信がついて着実な行動力が付いてくる。10室の状態によっては権威者になりやすい。他者に対する寛容性が人生を左右するので鍛えておくとよい。


天王星、一般的に分離、離反、電波、抽象的な文字、奇人変人、占星術師、革命家といったものを意味する。理念や新規開発も意味する。1室にある場合は幼少期から(特に母親の実家や父のキャリア)が普通であったり、産声を上げず死産になりかけといった事が起きていることが多い。自分自身は普通のつもりなのに、傍からみると「それはおかしい」という事を多く体験するため非迎合的な人生観が形成されてしまう。その幼少期のトラウマを克服するか否かで人生が大きく分かれ、ローカルなものごとよりも普遍的な理念を体現しようとする。新規開発能力がある一方、天王星的なきまま風変わりな感じから、」何もしないニートの割合も多いのも事実。


海王星、一般的に夢やドラッグ、音楽、芸術、海、あいまいな事柄、詐欺、麻酔、陶酔、ロマンを意味する星である。一説では集合無意識の象徴とされる。よくわからない曖昧な雰囲気を醸し出し常に夢想しているような感じを醸し出している。決断力がなかったり、海王星が象徴する出来事に遭遇しやすい。無駄に人に甘かったりすることも多い。人生を左右するのは言語化するのが難しい直観であったり夢物語である。


冥王星、原子力、黒幕、参謀、下水道、先祖、オカルト主義者、0か1の人、核兵器といった危なっかしいものを意味するが本質は恐らく未知なるもの。極端な事柄だと思われる。

雰囲気は白か黒の極端しかなく不気味な雰囲気を醸し出している人が多い(特に蠍座の場合)、半端ない集中力、自身が良いと思った事柄に全力投球する反面、どうでもいいものにはまったく頭も体も働かせない。先祖の影響力が非常に強い、一度死にかける経験(肉体、精神ともに)をして人生や人格が一変する。直感で相手の本質を理解する能力がある人も多い。目立つ、怒らせてはいけない人。人生を支配するのが「異物」なので色々と説明が難しい。

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