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Long Long aLone...  作者: β
1/1

発見

2056年、地球の科学技術は飛躍的に進歩を遂げた。


人類未踏であった土地や海底への探索・調査が可能となり、


好奇心を膨らませた人々は、先人となるべく未踏の地へ赴いた。


~同年某日 オーストラリア~


とある大学の教室にて緑眼・ブロンドでロングヘアーの女性に、坊主頭の男が問いかける。


「ロネリー、良かったら今日一緒に調べたいことがあるんだけど」

「良いけど、何を調べるの?」


「新しい島を見つけたんだ。きっとまだ調査にも入っていないし認知されていない」

男は手を広げ、自慢げに言った。


「最近、海底の調査が進んできてるとは知ってたけど、島なんてもう全部見つかってるんじゃないの?」

ロネリーは答えた。


「僕もそう思っていたよ。でも、地図に載っていないし、地理院に話をしても、そこは海だと言われるだけなんだ。以前は衛星からは表面上のことしかわからなかっただろ?大学が最近打ち上げた、地表の物質が解析可能な衛星で研究をしてたら偶然発見したんだ」

「わかったわ。熱く語る前に、その資料を見せてもらわないと。」

「オーケー。じゃあ、研究室に行こう」



~研究室~


「ねぇ、ロイ。衛星使用の許可は取ったの?」

坊主頭の男はロイといった。


「もちろんだよ。教授に頼み込んで使用の許可は得たけど、さっき話した島のことはまともに取り合ってくれなかったよ。「お前が見つけられるなら俺がもう見つけてるよ」ってね」

「私も少し疑ってるけど・・・。いいわ、資料を見てから判断しましょう」


ロイは机の上に雑多に積まれた書類を漁る。

クリップで纏めただけの10ページ程の資料を取り出した。折れやシワもなく、最近作ったものとうかがえる。


「はい、これが資料。まだ見つけて間もないからページ数も少なくて、場所とかの基本事項しかまとめていないんだ」

ロイはそう言って、ロネリに資料を手渡した。


「島そのものが確実に見つかったわけではないものね」

ロネリはページをめくり一通り目を通した。



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