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Hidden Talent Online  作者: ナート
4章 夏イベ!
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4-25

 月曜日、イベント期間が一日伸びたので今日がイベント最終日です。けれど、私は伊織と一緒に出掛けています。イベント報酬で欲しい物は取ったので、今更大判を集める必要はありませんから。


「イベントも今日で終わるね」

「ほんと長かったね」


 ほぼ一ヶ月まるまる使っていましたから。特に、最後の一週間は同じ内容のクエストを毎日行っていたとはいえ、とても忙しかったですね。


「金曜から学校だし、文化祭の準備も始まるね」

「うちのクラスって展示系だったよね」


 そんな先の話をしながら時間を潰していました。

 さて、そろそろ帰りましょうか。





 夜になり、いつもの様にログインしました。

 夕方に日課だけでも済ませようかと思ったのですが、宿題の確認などをしていたので、結局ログインしませんでした。


 テロン!

 ――――フレンドメッセージが一通届きました。――――


 おや、誰でしょうか。特に心当たりもないのですが、開いてみると生産クランのエステルさんです。ザインさんから不滅の水を納品して欲しいと連絡があり、その確認でした。昨日の今日とは随分早いですね。

 その話は聞いていることと、今から納品に行くと返信し、生産クランへと向かいます。

 そういえば浴衣を装備したままでしたね。ナツエドで着ている分にはいいのですが、センファストで着ているのは妙な感覚があります。一応夏仕様にはなっていますが、いつもの夏装備にしましょう。

 ヤタと信楽を連れて生産クランを訪れると、エステルさんが待ち構えていました。やはりあの白衣は目立ちますね。


「やあやあリーゼロッテちゃん、わざわざ済まないね。あそこと繋がりがあるのは有名だけど実際に連絡が来て初めて実感出来たよ。それで、どんな条件で納品するんだい? こちらとしては、あまり値を下げないで欲しいんだけど。まぁ、それも含めて詳しく話そうよ」

「ちょっと待ってくださいね。先に今週分を納品しますから」


 ちゃっちゃと納品して話を進めましょう。


「終わりました。それで、向こうはなんて言ってきてるんですか?」

「アカツキはふっかけてこなければ一任するって言ってるよ。リーゼロッテちゃんはどうしたいの? さっきも言ったけど、あまり安くされると困るんだよ」


 安く? ありえませんね。


「そちらに納品するのと同じ額で預けるので、好きに決めてください」

「……いいの? こっちからすれば相場の維持が出来るから助かるけど」

「私は構いません。最低限の消耗品は自分で作れますし、いざとなればそれなりに売れる物は作れるので」


 最終手段のスクロールという手がありますから。今はシェリスさんにハイヒールのスクロールを渡しているだけですが、需要を確認して作ればいいんですよ


「わかったよ。後はアカツキの方と相談しておくよ」


 今回はあまり捲し立てられずに話が終わりました。後で詳細を詰めて契約書を作ってくるそうなので、連絡待ちとなります。


「ところで、今シェリスさんってどこにいます?」

「あー、イベント報酬を使った依頼が大量に来てるとかで、工房にこもってるよ。用があるなら連絡してみようか?」

「お願い出来るのなら助かります」


 集中しているところにフレンドメッセージを送るのは気が引けますが、クランチャットか何かなら、気が付かないということも考えられます。それなら邪魔にはなりませんし、後で連絡が来るでしょうから。


「あ、返事来たよ。店の方に来てくれってさ」

「わかりました、ありがとうございます」


 流石に支店から本店を経由してシェリスさんのお店へ行くことは出来ないので、普通に街を歩いてシェリスさんのお店へと向かいます。

 イベント最終日ということもあり、人の往来が少ない気がしますが、そもそも私が街を歩くのはとても珍しいので、気の所為でしょう。

 シェリスさんのお店へ入ると、シェリスさんが待っていてくれたようです。


「忙しい中すみません」

「いやいや前もって言ってたから何の問題もないよ。それで、使うのはどんなアイテム?」

「えーと、上質な魔木10本と、姫巫女達の願いです」


 作成依頼のウィンドウを出し、アイテムを表示させます。そうすると詳しいことが見えるそうですが、どうでしょうか。


「木材は問題なし。追加素材が姫巫女シリーズだけど、へー、こんなのもあるんだ」

「所属陣営の限定報酬だと思いますよ。先代姫巫女系のは出ませんでしたけど」

「それでも属性の偏りがないのはいい素材だね。作るのは両手杖でいい? 他に希望があるなら聞くけど」


 他の希望ですか。武器でやりたいことはありますが、流石にあれをやるにはまだ早いと思っています。それに、鍛冶スキルも必要になりますから。


「特にないですけど、ゴテゴテしているのは好きじゃないですね。ちなみに、追加素材って外見に影響あるんですか?」


 この姫巫女達の願いは握りこぶし大の丸い透明の玉の中に8色の光が漂っています。これがそのまま杖の上部に付くのであれば、デザインにそこまでの自由度はないでしょう。


「素材によるけど、これはまだ隠せる範囲かな」


 木材の大きさも関係するようですね。


「うーん、たまにマジックスィングを使うので、その邪魔にならない範囲でお任せします」

「わかったよ。それじゃ、楽しみにしといてね」

「はい、楽しみに待ってます」


 これで杖の更新も出来上がるのを待つだけです。それでは不滅の水を汲みに行きましょう。





 いつのも様に樽を浮かべて説明の書かれている石版を眺めています。誰かいれば誘ったのですが、残念ながら一人でいます。

 もうすぐ説明の部分は全て読めるようになるのですが、この下の文は何なんでしょうか。まったく読めるようになる気配がありません。

 しばらくして樽が満杯になったので、回収してクランハウスへ戻りましょう。今日はまだ日課が残っていますから。

 クランハウスで一人寂しく日課を終えるとイベント終了にはまだ余裕があります。ここはひとまずイベントの終了まで粘ってみましょうかね。

 お知らせを見る限り、今日が終わると全てのクエストが終了し、イベントフィールドへ出るための大門が閉まってしまうそうです。ちなみに、期限が来ると同時にMOBのリスポーンが止まり、戦闘中でないMOBが消滅するそうです。さらに、そこからある程度時間が経過すると、戦闘中のMOBも消え、外にいるプレイヤーはセンファストのポータルへ強制的に移動させられるそうです。

 流石に次のメンテナンスまでずっと居座ることは出来ないようです。

 改めて浴衣に着替え、ヤタと信楽を召喚し、ナツエドの街を歩くことにしました。

 ……………………

 ………………

 …………

 ……

 眠気に耐えながら街を歩いていると、色とりどりの花火が打ち上がりはじめました。どうやら終わりの時間が迫っているようです。イベント最終日ということもありクランの全員がまだログインしていますね。まぁ、クランチャットを見る限り、別行動のようですが。

 花火を見るために静かな場所を探していたのですが、流石にNPCの家の屋根に登るわけには行かず、櫓広場の近くにある少し背の高い木へと登りましょうかね。ただ一つ問題があり、同じことを考えるプレイヤーが多く、多くの木が埋まっていました。少し時間がかかってしまいましたが、やっと空いている木を見つけることができました。

 時間まで花火を眺め、イベント終了時刻となりました。流石にいきなり屋台が消えるようなことはなく、提灯の明かりが消え、片付けは明日に回すようです。まぁ、景品やら食べ物やらは全て消えているので、盗難は出来ないようになっています。メニューのイベントの項目では街に戻るというボタンが出ていました。これは好きなポータルへと移動出来るようなので、クランハウスを選択しました。すると、一度ナツエドから出ると戻れないとの警告が表示されました。まぁ、イベントが終了するのですから、当然ですよね。ログイン地点はクランハウスになっているので、ここでログアウトしても同じですね。それではログアウトしましょう。

 ユニコーンや新しい街は明日……今日の午後以降に考えます。

今回で4章が終わりになります。


プレイヤー名:リーゼロッテ

基本スキル

【棒LV30MAX】【剣LV30MAX】【武器防御LV5】

【格闘LV30MAX】【銃LV30MAX】

【火魔法LV30MAX】【水魔法LV30MAX】【土魔法LV30MAX】【風魔法LV30MAX】

【光魔法LV30MAX】【闇魔法LV30MAX】

【魔法陣LV30MAX】【魔術書LV30MAX】【詠唱短縮LV30MAX】

【錬金LV30MAX】【調合LV30MAX】【料理LV30MAX】

【言語LV30MAX】【鑑定LV30MAX】

【気功操作LV20】【魔力操作LV30MAX】【再精LV30MAX】

【発見LV30MAX】【跳躍LV30LVMAX】

【索敵LV30MAX】【隠蔽LV30MAX】【気配察知LV20】

【毒耐性LV3】【麻痺耐性LV1】【沈黙耐性LV30MAX】

【睡眠耐性LV1】【幻覚耐性LV1】【病耐性LV10】

【知力上昇LV30MAX】【鷹の目LV30MAX】【梟の目LV30MAX】

【調教LV30MAX】


下級スキル

【杖LV50MAX】【体術LV1】【闘技LV1】【魔銃LV1】【片手剣LV1】

【治癒魔法LV46】【付与魔法LV50MAX】

【炎魔法LV48】【氷魔法LV48】【地魔法LV48】

【嵐魔法LV48】【雷魔法LV48】【鉄魔法LV48】

【無魔法LV48】【聖魔法LV50MAX】【冥魔法LV45】【空間魔法LV50MAX】

【魔力陣LV50MAX】【魔法書LV10】【魔力制御LV50MAX】【詠唱省略LV19】

【錬金術LV15】【調薬LV25】【料理人LV25】

【言語学LV29】【識別LV30】【魔力増加LV50MAX】

【看破LV30】【魔力視LV45】【軽業LV45】

【探索LV45】【隠密LV45】

【閃きLV48】【魔力貯蔵LV23】

【遠望視LV5】【魔眼LV3】【霊視LV1】【憑依眼LV6】

【召喚LV1】


中級スキル

【杖術LV45】

【強化付与LV7】【弱体付与LV5】

【時空魔法LV3】【神聖魔法LV1】【閃光魔法LV1】

【魔道陣LV45】【魔法操作LV45】


称号スキル

【探索魔法】【魔術】【魔法】【筆写】

【残りSP279】

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