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水晶物語  作者: 寿々
9/51

第八話・マンガでもありえない!?

「は〜い。次の方〜」

ここは病院か?

「凛様。次はコイツです」

そういうと、千代は麻貴を蹴った。

わぁっと叫んで、麻貴が前へつんのめる。

「痛い・・・酷いなぁ」

ぶつぶつ文句をいう麻貴をよそに

千代はふよふよ飛んで、書類を片付けに行った。

「はい、君、お名前は?」

完全に病院になっちゃったよ。

「ま・・麻貴です」

「麻貴、ね。麻貴、これ持ってみなさい」

ちゃらっと音をたてて麻貴の目の前に現れたのは

龍が彫られている長いチェーンだった。

いがいとセンスがいい。

「それ、あたしの力込めといたから。「チェーンリング」って

叫びながら手を前に振ってみ?」

こくりと頷くと、そのまま千代めがけて麻貴は手を振った。

「チェーンリングぅ!」

声が響いたとたん、彫り物の龍が目を紅く光らせ

がばっと口をあけて千代に突進した。

これには柊も音魁も驚いた。

「わわわわ!!」

慌てて千代がよける。

あたればいいのに、と柊はちょっと思った。

「なにをする!この童!」

「ゴメン・・・」

どうやら当てる気は無かったようだ。

麻貴が攻撃をする気が無くなると、龍も元に戻った。

「忠誠心あるのよ。これ。

もう少ししたら、喋ってくれるかもね」

ふわぁっと、凛はあくびをした。

かなりだらしない。

「今日はもう疲れちゃったからおっしまーい!」

という事で、俺らは明日へ後回しにされた。

腐れ神め。


来たときは明るかった天界も

夕日が落ちて、真っ暗になった。

「お腹すいたー。ごはんーごはんー」

どこぞの子供か。おのれは。

凛があまりにも夕食を急き立てるものだから

千代は凛をひと睨みした。

「あ、そだ。みんな呼んじゃおっと」

おもむろに、凛は部屋にあった電話っぽいものに手をかけた。

「あの、これ電話ですか?」

咲がおそるおそる聞く。

「そーよ。受話器は下界と同じ。でもこの電話は魔法で作ったの」

「すごーい。凛様すごーい」

わぁっと歓声を上げる麻貴。

凛は照れ笑いした。

「ありがと。あと、凛様じゃなくて凛でいいからね」

部屋が騒がしくなった。

凛はがちゃがちゃと電話をかけまくるし、

咲と麻貴はその傍らで電話を見守っている。

「電話が面白いのか?あいつら。ガキだな」

「なわけねーだろ。まぁ、ガキだけどな」

はぁっと溜息をはいたのは柊と、音魁。

この二人、似たもの同士である。


「おじゃましまーす」

「こんばんわっ。凛様!」

なんか声が増えたぞ。

おかしくないか。

「相変わらずだな・・」

「おっす!凛!」

次から次へとわらわら声が増えていく。

おいおいおい、なんか人数も増えたぞ。

「お・・おい、千代。あれ・・・」

「あぁ、あれは他の五大神の方々じゃ」



・・・・・・・・・・

なんやかんやで、四人は、しょっぱなから五大神と鉢合せになった。

つーか、マンガでもありえねーだろ、こんな事。






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