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【BL男子の日常】出会った男たちが嘘つきすぎて、洗脳事件とヤクザ抗争に巻き込まれて恋愛どころじゃない件  作者: 須戸コウ
第9章 突入準備

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第44話 悩み相談

挿絵(By みてみん)

「あはは! わかった……! わかったから、そこどいて?」


デジデジが少し困ったように俺をいさめようとしてくる。


「本当にわかったんだな?? 俺は男だから……っ、一緒にいたらお前のこと、これからどんどん好きになる可能性があるんだからな……!

お前もちゃんとっ……俺のこと、好きかどうか考えながら俺と一緒にいるんだっ……! わかったな!?」


半分脅しみたいになっちまったけど、それぐらい言わないと、こいつは全然気にしなさそうだ。


「わかったわかった! わかったから……!」


「よし……!」


俺はデジデジの上から退いた。


「はぁ……びっくりした。」


デジデジが大きく息を吐く。その頬は、さっきより少し赤い。


……ちょっとは、効いたと思いたい。


「ところでよぉ、お前なんか悩みとかあんのか?」


ふと思い出して、本題を切り出す。


「え? 急だね??」


「べっ、別に急じゃねぇし! いいだろう!?」


事実、俺はもともとこの話がしたかった。なのにデジデジが「友だちは恋愛対象にならない」とか寂しいこと言いだすからずいぶん遠回りしてしまった。


「悩みかぁ……。特にないかなぁ。」


「え?? ないのか!??」


あっさりすぎる。


「うーん……まぁ人並みに悩んだりすることはあるけど。人に話すようなことでもないしなぁって感じかな?」


「人に話すような内容じゃなくてもいいからよ! なんかあるなら聞かせてくれよ!! な!?」


俺はデジデジのことをもっと知りたい。


「うーん……そうだなぁ……」


「うん!」


「うーん……」


「うんうん!」


しばらく唸ったあと、デジデジはこっちを見て...


「燈真君はなにか悩みとかあるの?」


「俺に振るのかよ!」


思わず即ツッコミが出る。


「いや~すぐにぱって出てくるのないから、燈真くんの話も聞きたいなぁって。もしかしたらそのとっかかりでなにか思いつくかもしれないし。」


「そうか……。俺の悩みかぁ……」


「なにかある?」


言うかどうか迷う。でも、でもデジデジの話も聞けるなら...


「んー。実は俺の友だちが急にいなくなっちまってよ。それでさっきまでずっと不安だったんだけど、色々あって、もう少しで再会できそうな感じがあるから、ちょっと楽になったところだ。」


「それは不安だよね。でも再会できそうならよかったね。」


「おう! ……でもその代わり、別の悩みが出てきちまって……」


「別の悩み?」


「あぁ……。んー……なんていったらいいのか……」


言葉を選んでいるうちに、胸の奥の重さが、はっきり形を持ち始める。


「言える範囲で言ってもらえれば。」


「そうだなぁ……。もしかしたら、母ちゃんと父ちゃん……がさ、いなくなっちまうかもしれなくてよ……。」


「いなくなる?」


「うん……。あんま詳しくは言えねぇんだけど、あと1か月もしない間にお別れしなくちゃいけねぇかもしれなくて。

それで俺、俺がしてやれることはなんでもしてやりたいと思ってるんだけど、どうしたらいいかわからなくてよ……。」


デジデジは、少しだけ真剣な顔になる。


「なるほどなぁ……。」


「なぁ? もしお前だったらなにしてもらったらうれしい?? どうしたらいいと思う??」


助けを求めるみたいに、問いかけた。




挿絵(By みてみん)

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