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【BL男子の日常】出会った男たちが嘘つきすぎて、洗脳事件とヤクザ抗争に巻き込まれて恋愛どころじゃない件  作者: 須戸コウ
第8章 おかしな世界

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第41話 お前らなにやってるんだ?

ガチャ。


「悪ぃ……ちょっと話こんじまって遅くなっ……お前ら何やってるんだ?」


思わず部屋の入口で固まる。

挿絵(By みてみん)

デジデジが、ものすごくぎこちないフォームでスクワットしている。腕をぷるぷるさせながら、顔は真っ赤だ。


「いやっ……えっと~……日課の筋トレだよ! 僕、筋トレが趣味なんだよね。」


「へぇ! そうだったのか! 初めて知ったぞ。」


状況への違和感はあった。でもデジデジの大人しそうなイメージとは異なる意外な趣味の話に関心して、疑念は上書きされた。


「で……お前は何やってるんだ?」

挿絵(By みてみん)

視線を横にずらすと、ししゃも。が床でひっくり返っていた。


「はぁ!?……見てわかんないのぉ!?」


仰向けで膝を抱えてケツを突き出している...。これはいわゆる「正常位」ってやつか......?いや、ひっくり返った死にかけのカナブン??


「うん……さっぱりわからねぇ。」


正直に答える。


「これは……えっとぉ~……あっそう! 日課のでんぐり返し! やっぱり一日一回は回らないとねぇ~!!」


「……そうか。」


特に言えることは俺にはない。


「なんか言えよ!!!」


「……何か言って欲しいのか??」


「……やっぱりいい。」


拗ねたように頬をふくらませて、ししゃも。は大の字にごろんと広がった。


そんな空気の中、ジペットがぱんっと手を叩く。


「さてと、俺とゼロはそろそろ『七代目黒崎組』の事務所に行ってくるぜ。」


「そうだね。3人はここで待っててね。」


ゼロも軽い調子で続ける。


「ほんとに二人で大丈夫か?」


つい、口を挟まずにはいられない。


「大丈夫だ! 心配すんな! 大人しく3人でゲームでもして待ってろ。」


ジペットは相変わらずの調子だ。


「ジペット君とゼロ君は『七代目黒崎組』の人と面識があるって言ってたけど、連絡先とかも知ってるの?」


デジデジが、冷静な声で問いかける。


「しってるよー。」


ゼロがひらひらとスマホを振る。


「じゃあ……とりあえず電話すればよくないかな?」


その一言に――


「…………」


ジペットとゼロが、同時に固まった。


「さすがだな、デジデジ! その手があったか!」


胸を張って言うジペットの顔は満面の笑みで、素直にそのアイディアに関心しているように見える。


「なぁ、お前らホントに大丈夫か??」


さすがに俺も少し心配になる。


「だっ大丈夫だよ~っ」


ゼロが乾いた笑いを浮かべる。


「どう見たってポンコツだろ……」


ししゃも。が小声で毒づいた。




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