第33話 みんなでお泊り!?
ししゃも。は、暴力団らしき男たちに追われていること、昨晩立ち寄ったリサイクルショップの店主が殺害されていたと知ったことなどを一通り話す。
「なるほどな!そういう状況か。」
ジペットが腕を組んでうなずく。
「このままだともしかしたら燈真きゅんやデジざえもんも危ない目に会うかもしれない・・・」
「ししゃも。・・・」
不安げな声に、俺は思わずその名を呼ぶ。
「安心しろ!お前らのことは俺たちが守ってやる!なんたって俺は凄腕の刑事だからな!難事件も自慢の推理力と洞察力でパパっと解決してやるぜ!」
ジペットが胸を張って宣言した。
「任せて~」
ゼロもひらひらと手を振る。
「なんかちょっと頼りねぇ気もするけど、頼もしいぜ!」
正直な感想が口をついて出る。
「とりあえず場所を移すか。ししゃも。は昨日燈真の家に泊まったんだな?」
「うん。」
「よしっ!じゃあ今日から俺たちも燈真の家に泊まるぜ!事件解決するまでな!」
「はい!?!?」
あまりに当然のように言われて、思わず椅子からずり落ちそうになる。
「あとししゃも。とデジデジ、お前らも事件が解決するまではずっと燈真の家にお泊りだ!」
「「はい!?!?!?」」
ししゃも。とデジデジの声が、見事にハモった。
・・・・・・。
そうして俺たち五人は、ぞろぞろと俺の家へ移動した。
「お邪魔しまーす。」
玄関先で、ゼロがぺこりと頭を下げる。
「お、ここが燈真の家か。なんか落ち着く感じだな。みんなでここを拠点にして事件を解決しようぜ!」
ジペットがキョロキョロと家の中を見回しながら言う。
「あらあら、いつまででもゆっくりしていってね。平日は私も主人も仕事で、子どもたちは学校だから不在になっちゃうけど、自由に使っててもらって構わないわ。」
母ちゃんは、いつもの調子でニコニコと受け入れてしまった。
「いいのかよ!」
俺が思わず確認を入れると、
「燈真きゅんのお母さん懐広すぎん!?」
ししゃも。が感心なのか呆れなのかよくわからない声を上げる。
「もう懐広いとかそういう次元の話じゃない気がするけどね。」
デジデジは苦笑いを浮かべた。
そのまま、俺たちは俺の部屋に集まった。
「よし!作戦会議を始めるぜ!!」
ジペットがバンッと自分の手のひらを叩いて宣言する。
「作戦って、どうするんだ??」
俺が首を傾げると、
「燈真、いい質問だな!作戦はな、これから考えるんだぜ!」
胸を張って言い切られた。
「なんかダメな気がしてきた・・・」
ししゃも。が即座にぼやく。
「僕も・・・」
デジデジも同意していた。




