序盤
上手く書けるかわからないけど、宜しくお願いします!
この国ではとある質問に対しては必ず同じ答えが返ってくる。
「この国で一番優しい人は誰ですか」
「そんなの決まってるじゃない」
「リリアナ王女よ」
~王宮にて~
「り、リリアナ王女様!またゼリアルが庭を荒らしました!」
「リリアナ王女様!ゼリアルが極秘のファイルを盗みました!」
「リリアナ王女様!ゼリアルがピアノを壊しました!」
「リリアナ王女様!何故幼馴染でもない顔見知りでもないあの乱暴召使を応急に置いとくのです?」
「私は一切の責任を負います。ゼリアルは王宮の第一召使です」
「なんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?}
〈とある召使視点〉
この国の王女様は優しい。
なんたって、誰も怒ってるところを見たことがないのだ。特にベリアルという召使。乱暴者で、物は壊すは暴力は行使するは…なんで追い出さないのか全く分からない。
ベリアルが警察を殴りこみに行ってもリリアナ王女様は私の責任ですと言っていた。最初のほうは王女の陰に隠れるなんて卑怯だと思っていた。
でも違った。彼は王女の大切なものも壊した。でも、一切怒らないのだ。いつしかこの国は一番やさしい国と思われるようになった。
ベリアルからの被害を除いて。
実は続き決めてない()