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26話 疾走

 「それで?今からどこに向かうんだ?」


 「ファイアーウルフ達のいる場所へと向かう」


 エンファの魔獣に跨り、森の中を疾走する俺とミミィ、それにエンファとその仲間たちはカロス達のいるファイアーウルフの村へと向かっていた。


 「ファイアーウルフ!?そんなの襲われちまうだろ?」


 「安心しろ。お前がやらかさない限り襲われたりはしない」


 それにしてもこっちの道であってるのか?


 当然周りに目印になるものがあるわけがなく、俺たちはただひたすら勘を頼りに魔獣に乗り、森を走っているだけに過ぎなかった。


 「振り落とされないようにしっかり捕まっていろよ」


 「うん!」


 後ろを振り向き、俺の後ろに乗るミミィに注意を促し、前を向いた。


 ここから一体どうしようか。俺が村から歩いてきた道を見つけることができればすぐに戻ることができるのだが、それらしき道を全く見つけることができない。

  

 「ファイアーウルフのいるところってどこにあるの?」


 俺とエンファの会話を聞いていたミミィは、俺の後方から質問をしてきた。


 「正直言ってわからない。だから走り回って探すしか……」


 「右方面に魔獣発見!」


 途端にエンファの仲間が魔獣を発見し、俺たちに警戒を促した。


 俺はすぐさま右側を向き、その魔獣達の姿を目視して乗っていた魔獣を急いで止めた。


 「動きがとても速い……!それに数も大量に……おい!?何で止まるんだよ!」


 俺が急に止まったことに驚きながらも、エンファと仲間達も急いで乗っている魔獣を停止させた。


 「なあ、リウス。あれってファイアーウルフなんじゃねぇのか?」


 「ああ……間違えなくファイアーウルフ達だ」


 俺たちから少し離れた場所に、人型の姿ではなく四足歩行をしながらどこかへ走るファイアーウルフ達がいた。


 何でこんなところにいるんだ?それに数が数え切れないほどいる。もしかして村にいたファイアーウルフ達全員がいるんじゃないか?


 俺は乗っている魔獣を方向転換させ、どこかへ向かうファイアーウルフ達に向けて魔獣を走らせた。


 「おい!どこに行くんだよ!」


 「悪い!ちょっとあいつらに用があるんだ!」


 ファイアーウルフたちは自分たちの方向に向かってくる魔獣と俺を見つけると、雄叫びを上げた。


 すると、すぐさま陣形が作られて俺の前に立ち塞がった。


 「なんか怒ってるよぉ……」

 

 「そうみたいだな……」


 怯えるミミィを魔獣の背中に乗せたまま、俺は降りて陣形を組むファイアーウルフ達に近づいた。


 俺の姿を見ると、驚いたような動きを見せて人型の姿になった。


 「大変失礼しました!リウス様!」


 「お前は……確かアマウスか?」


 「名前を覚えていただき光栄です!」


 確か作戦会議の時に俺に質問をしてきてって今はそんなことはどうでもいい!


 「それで何があった?」


 「実は……」


 そしてアマウスから聞かされた最悪の状況に、俺は言葉を失った。


 

 


 


 


 


 

 

 


 


 


 


 


 


 

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