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フィンダーの中の世界  作者: 羽都
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愛すべき私の人生



私の家は貧乏だった



今でも裕福な訳ではない、それでも水道がとまることもなくなったし明かりのない家が怖くて母が帰ってくるまで外でぼんやり物語に浸ることもなくなった。

母と2人暮らして確かに寂しい思いもしてきた。

でもそれ以上に深い愛情ももらって生きてきた。

高校生の頃からお世話になっている職場だってもうすぐ働きだして10年目になる。働く中で勿論嫌なことだって沢山あった。でもそれと同じぐらい大事な仲間にも出会ってきた。

お金だって母と2人旅行にだって、美味しいものだって食べに行けるぐらいある。


.....それなのに、どうしてこんなにも何かが足りないと思ってしまうんだろう。

どうしてこんなにも苦しく感じてしまうんだろう。

どうして....居なくなってしまいたくなるんだろうか。



あんなにも欲しくて堪らなかった「安泰」の中にいるのに、どうしてしまったんだろう。

欲しかったものも眺めるだけではなく、考えて買うことだって出来る。

友達と遊びたい気持ちを誤魔化して、みんなが遊んでいる時に空っぽのお財布を見なくても良くなったのに。




どうして私の心は、踊らないんだろう






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