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きまぐれ詩集

friend

作者: 来阿頼亜
掲載日:2015/05/15

アイツらは今も元気だろうか。


共に夢や理想を語り合いながら飲み明かした夜。


あの頃は毎日がキラキラしていた。


それはさながら万華鏡のように。


覗き込んだ世界はプリズムの反射やオーロラの輝きのよう。



そっちはどうだい?


相変わらずかい?


こっちは色々あったけど、まぁ、それなりに幸せだよ。


お前らも幸せなら嬉しいよ。


あの時酌み交わしたアルコールの味は今も憶えているよ。


あの時初めて飲んだウオッカも、今ではすっかり懐かしい記憶。


今でも僕を憶えているのだろうか?


僕はお前らをちゃんと憶えている。


憶えてくれてなくてもいい。


僕がお前らを憶えているから。


そっちはどうだい?


相変わらずかい?


今でもバカやってるかい?


僕はあの頃と変わってないよ?


あの頃と同じようにバカやってるよ?


いつか遠い未来で再び出逢う事が出来たなら……


また、一緒にウオッカを酌み交わそうか。


きっと


あの時と同じ味がするだろうね。


タバコはもうやめなよ。


ウオッカの味が分からなくなるよ?


苦くて、甘くて、辛くて、しょっぱくて……


切ない味が分からなくなるよ?



あれからいくつも夢を見た。


大言壮語の妄執に取り憑かれたのかも知れない。


それでも、僕は夢を見る。


お前らと交わした約束を果たすため。


お前らはもう、憶えて無いかもしれないけど。




僕は憶えてる。


記憶はずっと保存(セーブ)されたままだから。


『end』なんかは来ないんだよ。


僕たちはずっと『friend』だから。

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