咲坂高校に入学します!
書いてしまいました恋愛物(≧∇≦)
いやーはずいっすねー。
つたない文章になってますがよかったらみて下さい!
入学式、新入生歓迎会で私は……
貴方に恋をしました
***
今日は、ここ咲坂高校の入学式です。
私、木下 茜 (きのした あかね)はこの高校に入学します!
入学式の最中、今は校長先生の長いスピーチを聞いている。
「くぁーっ…長いぃ…眠い今すぐにでも寝たい……。」
私が不真面目にもあくびをかみ殺していると肩を誰かにトントンと叩かれ首だけを振り向かせるとそこには、短髪のいかにも元気そうな女の子がいた。
その子は気さくに話しかけてきた。
「校長の話し長すぎだよねー?もう20分は話し続けてるよー」
「ねー、私なんかあくび噛み殺すのに必死だよ。」
小さな声で二人とも笑う。
すると彼女が少しだけ身を乗り出し。
「ね、名前なんていうの?私は斎藤 美咲美咲ってよんで!」
「うん!私は木下 茜、好きなように呼んでいいよ」
そんな感じて2人で自己紹介をしているといつの間にか校長先生の話も終わり、式が終わるところだった。
「あ、終わるみたいだね」
私がそう言うと美咲が大きく伸びをしてあくびを出した。
「やっと終わりかー長すぎー」
「み、美咲!先生達にバレるよ?」
とか私が慌てて言うのも虚しく、式が終わった時に呼び出されてしまった。
体育館の後ろのほうで皆がお喋りなどをしながら座ってる中。
「お前らなぁ…あんなに堂々と話すやつらがいるか?」
呆れたように言う体育会系な先生に私と美咲は頭を下げる。
「す、すいません…」
「ごめんなっさーい」
もっとも美咲は反省してるようすは無いけど
先生に小言を言われて正直ウンザリしている時、体育館の後ろの私達がいる場所に近いドアがあき、中から上級生だろう男の人が出てきた。
その人は、長身、黒髪の男の人で少し前髪が長めで顔が良く見えなかったが、
何でか目が離せなかった、
するとその人が顔をあげた時に目が会ってしまった。
真っ黒な瞳に整った顔立ち。
(う…わ……)
あまりにも綺麗な顔立ちにしばらくその人をガン見してしまった、するとその人が少し不思議そうな顔をして、自分がずっと見つめてしまっていたこてに気づく。
慌てて前を見直すと、そこには体育会系な先生がいた、私は怒られていたコトを思い出し恥ずかしさから顔がみるみる赤くなるのを感じた。
(うわーん!は、恥ずかしいよぅ泣)
私が恥ずかしくて身悶えていると、背後から、「フッ」と笑った声が聞こえてわたしが振り返るとさっきの先輩が笑っていた、私が見てるコトに気づくと笑を堪えて口もとに笑みを浮かべて…口を動かした。
(が・ん・ば・れ)
そう言って、その先輩は舞台のほうに行ってしまった。
(が、がんばれ?何を頑張るの?そのまえに、あれ?あれ…?何で胸がポカポカするんだろ…。)
暫く呆然とその背中をみていると。
「こらぁ!そっちのお前!聞いてんのか?」
「あ、…はい!ごめんなさい」
そしてまた体育会系な先生はくどくどと小言を述べ始めたが、私はその声は聞こえなかった。どうしてか勝手にたかなった胸をどうしずめたらいいか…そればかりを考えていた。
そして…私は苦しくも「がんばれ」の意味を知ってしまうコトになった。
***
私と美咲は、自分が座っていたパイプ椅子にやっと帰ってきた。
「お、終わった……!」
「やっと解放されたぁ!」
2人してグデッと椅子になだれこみ、息をつく。
クスクス笑う声がするのは聞こえないフリをしよう。
すると美咲が生気の無くなった声で呟く。
「まさか…あんなに長引くとは……がくっ」
美咲がお亡くなりになったので私は、苦笑をもらし舞台の方に目をやる。
舞台の上では次の新入生歓迎会の部活紹介の為に忙しなく動き回ってる。
…あの中にさっきの先輩もいるんだろうか。
するといつの間にか復活した美咲が私に話しかけてきた。
「ね、茜は部活何に入るの?」
「んー演劇部に興味があるから…多分演劇部に入ると思う。」
「へー」と美咲は感嘆の声を漏らす。
そして椅子に浅く腰掛けながら。
「私は面倒臭いから…てきとーに中部はいって幽霊部員かなぁ」
美咲のその適当な態度に二人で笑いあった時、舞台の上のマイクをもった先輩が話はじめた。
「えー新入生の皆さんご入学おめでとうございます、私は生徒会長の三浦です。
今からささやかですが新入生歓迎会を開きます、部活紹介もあるので楽しんで下さい」
(生徒会長だったんだ…。)
マイクを下ろし頭を下げた生徒会長が舞台を降りたとどうじに音楽がながれ、歓迎会が始まった。
歓迎会は楽しいゲームなどの企画があり、割と先輩達も気さくな人が多かった。
今は部活紹介の最中だ。
「………なので、ぜひ文芸部に入ってください!」
ソフトボール、野球部、サッカー部、手芸部、パソコン部、……この学校の部活動の多さに地味にビックリしていると、美咲があくびをしながら「そろそろ飽きたなー。」などと呟いている。
「文芸部ありがとうございました、次は演劇部です。」
(あ、演劇部…見なきゃ。)
演劇部は小さな劇を披露した、結構ギャグも多くて、面白かった。劇も大詰めになってきたときフとさっきの先輩のコトを思い出す。
(あの人は何部なんだろぅ?)
舞台上のお姫様の格好をした人が台詞を言う
「あぁ…私のもとに王子様を連れてきてくれれば……無理よね。」
政略結婚をさせられそうになっているお姫様が王子様が来るのを待ち続けている話だ。
すると。
「…私を…お呼びになりましたか?」
その時、会場ね空気が止まったような気がした、いや気がしただけなのだか。
舞台の上に、彼が立っていた。
中央に立つ彼は、輝いていて神々しささえ感じる程だ。
そしてクライマックスー…お姫様に愛を言い渡し彼が去るシーン……劇が終る。
会場から湧き上がる拍手の音、役者達がカーテンコールをしている。
私は舞台をみながら興奮を抑えられなかった
ドキドキが収まらなかった。
(すごい…すごいすごい!)
私が舞台の上をずっと見上げていると
目が また 会ってしまった。
私が、目をそらせずにいると、彼は笑った…
優しく笑ったのだ。
「っーーー!」
声が出なかった、どうしてか分からないけど切ないような、暖かいような、そんなものに胸が締め付けられた。
この気持ちを何と言うか、茜はまだ知らなかった。
茜の席の後ろに座り、舞台を…正確にはある人を見つめていた美咲の口から小さく。
「演劇部………か……。」
その頬は赤みをおびていたことに茜が気づくはずもなかった。
ははっ(≧∇≦)内容が皆様に伝わっていれば幸いですww