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9、絵の具異聞

中編「黒の帝国」に採用

 知る人ぞ知る、宇宙の色支配。

 宇宙では、色と色が互いの勢力を競って争っているのだ。

 地球では青色が圧勝しているが、星によっては赤色や黄色が頑張っている。

 しかし、帝王のように君臨するのは黒色。

 宇宙で最も強いとされる色だ。

 その黒の帝国に占領され、鎖につながれたのはターコイズブルーの姫君。

 それを見て、黒の帝国に抵抗を試みたのはボロクズの戦士トマトレッド。

 黒の毒牙に襲われて傷つくトマトレッド。

 黒色の暗殺部隊に囲まれたトマトレッド。

 絶体絶命か。

 トマトレッドの目にかすかに映るのは、遠くの塔に幽閉されたターコイズブルーの姫君。

 負けては駄目だ。

 黒色の兵隊が進軍する中、姿を現したのは、宇宙の大秘宝、反エントロピーの絵筆。

 トマトレッドは反エントロピーの絵筆を手にとった。

 すべてが変わる。

 敵も味方も、時代も変わる。

 反エントロピーの絵筆によって、混ぜ合わさって黒色になっていた黒の兵隊がもとの原色に戻っていった。

 反エントロピーの絵筆によって、宇宙の背景色が黒から絵の具の三原色に戻っていく。

 宇宙の色が、赤、青、黄色になって、黒の帝国の支配が終わる。

 宇宙の大秘宝によって、黒色の帝国は崩壊し、絵の具の三原色が宇宙を覆いつくしたのだった。

 神さまの絵の具には黒色はなかったんだよ。

 そして、ボロクズの戦士トマトレッドはターコイズブルーの姫君を助け出した。


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