本選、第一週
本選、第一週。
ベルロワ・カーヴ、満員。
五百席。
立ち見、五百人。
そして——
全国十都市、シネマ・エトワール、それぞれ、千席、満員。
合計、観客、約、一万人が——
同時に、本選、第一週の、公演を、見た。
参加者、五十人が——
順番に、舞台に、立って、自分の、特技を、披露した。
歌、踊り、演劇、楽器演奏、詩の、朗読、剣舞、料理、絵画——
バラエティ、豊富。
そして、公演、終了後——
各、映画館の、出口で、投票券が、配布された。
「お一人、一票、投票、お願いします」
「投票券、銅貨、五枚」
——投票券に、お金、取る、の、ポイント。
——これ、グッズ販売、と、同じ、戦略。
——観客が、お金を、出して、投票することで、自分の、推しに、本気で、なる。
その夜——
全国十都市の、投票券は、軍の、特急、馬車で、エトワール都の、本部に、運ばれた。
そして、ヴァランシエンヌ公爵家の、計算士、五十人が——
徹夜で、集計。
翌朝——
第一週、脱落、十人、決定。
——よし。
——順調。
——次の、週も、続ける。
そして——
第一週の、推し、ランキングが、エトワール王国、社交界の、最大の、話題に、なった。
「お父様、今週の、私の、推しは——」
「あの子、絶対、優勝する」
「私、毎週、十票、入れる!」
——うんうん、その、調子。
——推し活、文化、エトワール王国に、根付き始めた。
私は、心の中で、ガッツポーズした。
---




