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マユキ・ブレイカー


 着替え終わり・・・・

「もう良いぜ」


 遮蔽が消え・・・・

ローブを渡してくれた美女は離れ・・・・

スギさんと老側近は話し・・・・・


 「こえーし寝てるか」


 壁を背にし目を閉じ・・・・・

裏人格に任せ睡眠をとる・・・・・・


 

 「ヨウエイ」

「おうー」


 目の前にスギさんが・・・・

「起きとったのか?」

「ああちょい前に」

「壁を背で寝れるとか」

「コツが有るのさ」

「かなりこえー思いして学んだぜ」

「そうか・・・・・」


 スギさんは身震いし・・・・

「無能なのに頑張って」

「ヨウエイはコエー程偉いな」

「おうこえーくれーの褒め言葉」

「ありがとなスギさん」


 うっほんと姿勢を正し・・・

スギさんは・・・・


「でだな勇者と成って」

「魔王と戦って欲しいのじゃ」

「何大丈夫だ」

「多くの国から勇者が選出され」

「だから後ろで隠れて」

「無理せず」

「後は・・・・」


 ぜーぜーと・・・

スギさんそんなに張り切らなくても・・・・


 老紳士が進み出る・・・・

綺麗な布でくるまれた鏡・・・・


 かなり大きい・・・・・

「此れで従者を召喚してください」

「文献では見目麗しい乙女が出てくると」

「なあ勇者ってのは皆異世界召喚者かい」

「我が国位ですね」

「まあ理由は聞かないでください」

「スギ王が倒れるので」

「スギさんにこえー思いはさせんのはこえー」

「そうですね」

「アレだろ持てばわかると」

「そのはずです」


 手を伸ばす・・・・

手を掴まれる・・・・・


 光が溢れ・・・・

ゲートがつながる・・・・


 「聞こえるか」

声は男の・・・・

時が止まったような感覚・・・・

「ハクジョーの関係者よ」

「良好だぜ」

「すまぬが微妙な従者しか送れぬが」

「世界を救って欲しい」

「ユー管理神か?」

「そうだちょと千年程離れていたが」

「今不在と」

「其方の祝福で遮断に綻びが」

「救うと言っても」

「世界を歩いて欲しいのだ」

「ゆっくりとな」

「さすれば障壁を浸食し」

「世界の位置を特定し取り返す」

「気を付けるに越したことはない」

「目立たない様にな」

「其方が死んでしまえば終わりだ」

「オーケー」


 感覚が戻る・・・・

時が因果の流れに戻り始めていると居ると感じ・・・・


 「ふっ」

引っ張る・・・・・


 鏡は人形に徐々に変わる・・・・

最初は一糸纏わぬ姿で・・・・・


 銀の髪はセミロング・・・

琥珀の瞳・・・・・


 凛々しい顔つき・・・・

若いが成熟した体・・・・・・


 白い背中が丸見えの服・・・・

其れは途中からスカートに・・・・・


 今度は前ががら空き・・・・

白い長い手袋・・・・


 黒いスパッツ・・・

ブーツ・・・・


 最後にベルトが各所を縛り固定・・・・

白い前垂れが股間部を隠し・・・・


 ムギュンと俺に抱き付く・・・・

柔らかい彼女の感触・・・・


 俺から顔を隠しにへらと柔和に笑う・・・・

幼い?・・・・・


 体は確かに成熟して・・・・

心は?・・・・・


 俺は手を離す・・・・

時に完全に乗ったと・・・・・・ 


 「此れが絶世独立!」 

スギさんが叫ぶ・・・・・


 吹っ飛んだ老側近は・・・・

ぴくぴくと・・・・・


 誰も気にしてねえ・・・・・


 俺から離れ・・・・

傅き・・・・・・

「マユキ・ブレイカー」

「此処に顕現」

「我が想い能力全てを捧げ」

「我が君を輝かせます!」


 いやいや輝いてどうすんの・・・・・

微妙ね・・・・・


 隠密に向くのいなかったと・・・・

オーケー・・・・

 

 すげー美少女ね・・・・

体は成熟してるけど・・・・・・


 マユキは顔を上げ・・・・

にぱと笑う・・・・


 其の貌はとても晴れやか・・・・

「ああ頼むぜ!」

「はい我が君!」


 なら大丈夫だ・・・・

ああやってやるぜ!!!!!



お読み頂き有難う御座います。

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