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玩具の鍵  作者: 甘味処 雨
鈴蘭の一滴
24/24

凌ぎたくねぇ、笑いてぇ

三分割された夢の中に

私の全ては詰まってる。

綺麗事なんて無くて


これまでとこれから

最後には大半が後悔で埋まってる。


皺なんかより皹が綺麗だって思えるのに

それでも汚い皺がただ写る。


いっそのこと、全部金槌で叩き割って

ひとつひとつパズルみたいに

組み立てれば、不細工でも笑えて見えるのに

振り下ろす手が愛おしくて哀しくて

今だ振り下ろせないでいるのがもどかしい。


だから無理矢理笑顔を作って

mi vida loka

なんて嘯いてみる。

頭は靄で霞むのに

それでも今日も皺を刻んで、数えてる。


ステンドグラスになれそうにもないけど、

人の脳にはなれそうか。


無知な思いを募らせる。

きっとこのままずっとこう。


遠回りの自殺を夢見ながら

涙だけは綺麗と慰めた。

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