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玩具の鍵  作者: 甘味処 雨
腐食の讃歌
12/24

あやふやな緑

色は色でそれでしかない。

誤魔化しや理屈ともとれるだろうが、

これは決定事項の一つを述べたにすぎない。


人が人であるように、


獣が獣であるように、


花が花であるように、


この世の全ては役割を与えられ、

さしずめチェスのように、

けれど縦横無尽に動くのだ。


だから秩序の乱れた、歪なチェスは

あやふやだと定義されてしまう。


だから人は人を嫌い、


獣は獣を疎み、


花は花を殺す、


嘆いたとしても、この現状は変わらなく、

滞りなく進まれる。


この緑と言う色も、今はあやふやな境界の狭間で

生きているのかもしれない。


そんなものは知らないが、

そんなことは分からない、


けれどひとつ明確に分かっていること


いくら人が、獣が、花が、

腐りきったものだとしても、

一つの色が彩る飴は、

永遠に変わらないということだ


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