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『それは時間を一万倍速にすることです♫』


・・・言っている意味が分からなかった。周りもキョトンとしていた。しかしあいつは話を続け、そして、分かった。

『それはそうと皆様がお気づきの通り今、メニューの時間が二個になっております。上が現実・・の時刻。下がEWO内の時刻となっております。 一万倍速。それは永遠に近い速度でございます。我々は今現実世界より速く動いています。もしもこの世界から現実世界をのぞけるなら止まって見れることでしょう。時間的な事を詳しく言いましたら、ここでの一時間は0.36秒。一年間は約52分。ここまでの説明はご理解いただけましたでしょうか?』

 理解出来た。しかしそれでは少ない気がする、まだあるはずだ・・・と『久遠永劫』は皆が思っているアノ疑問について言ってきた。

『しかし一部の方は永遠にゲームがお出来になると思いでしょう。親や世間の目も気にせず永遠にと。確かにそれはゲーマーにとっては夢のようなことでしょう。現実世界のことは何も気にしなくても良くなるのですから。

 しかし考えてもみてください。世の中にそんなに甘い話がありますでしょうか?そこはしっかりとペナルティーを作っております。ゲームですからw

 もし外部よりVRダイブ機器「フェイト」が皆様の体より取り外された場合、その時は・・・』

 『久遠永劫』はその言葉を一旦止め、ためて、こう言い放った。

『皆様のご記憶、そして神経の大部分を麻痺させて頂きます。つまり、本当の植物人間になるってことですね。いやー大変そうだぁ。』

 「なに・・・!」サブローが思わずつぶやく。

 こいつは何と言った?俺らを植物人間にするだって?そんなことは・・・・・・

「出来る・・・・!」

 「フェイト」は頭にかぶり、そして手足に感覚グローブを着けてダイブする。その気になれば俺らを殺すことだって出来るはずだ。

 そこで疑問が生じた。『久遠永劫』は外部から「フェイト」を取り外したらそれが発生すると言った。だがしかし俺らは?今まで聞いた限りだとプレイヤーは何をしてもペナルティーが発生しないことになる。何かあるのか?それとも無いのか?そう考えているとまるで俺の思考を読んできたかのように、何度目になるのかな?あいつ、『久遠永劫』は言った。

『おっと・・・これではプレイヤーの皆様は何もペナルティーを負っておりませんね。これでは面白くありませんねぇ・・・プレイヤーにペナルティーを与えないゲームなんて豆腐位の価値しかありませんからねぇ、でも味噌汁では必要不可欠ですし・・・おぉ、ファントム的な逆転的発想名案が今浮かびました。

 プレイヤーの皆さん!!私は貴方達に何もペナルティーを与えません。逆にこういうのはどうでしょうか?

 一、EWO内を四つの「国」に分ける。

 これは早いもの勝ちですね。チュートリアルが終わりましたら募集を開始致します。初期国民を100人以上集めた方の国を「国」として認めます。その「国」のリーダーは「国王」となります。プレイヤーの皆様はどこかの「国」に所属しなければなりません。

 二、EWO内に色んな「業界」を作ることが出来る。

 EWOは色んな職業のデータがあります。皆様は様々な職業につくことができます。

 ここまでは一般プレイヤーの皆様のためのものです。次からは攻略プレイヤー、つまりトッププレイヤーを目指す方々のためのものです。』

 俺はつい耳を傾ける。

『三、オリジナルブレイクスキル、オリジナルスペルスキルを作れる。

 この世界には剣と魔法があります。剣の技を「ブレイクスキル」、魔法を「スペルスキル」と呼びます。それに自分自身のオリジナル技、つまり単一仕様技であります。これはモンスター戦、対人戦にも実に有効です。』

 これでも俺にとっては実に魅力的だった。しかし次に言われたのは、おそらくどのRPGゲームにはないものたちであった。

『四、レベル無限

 従来のゲームでは上限があり、99または100位でしょう。しかしEWOは違います。プレイヤーが望み、努力すればレベルはどこまでも行きます。つまり最強になれるものはいない。しかしどこまでも上を目指せる。実に魅力的ではありませんか。

 五、無死亡罰則ノット・デスペナ

 もちろん「死亡」しましたら死亡罰則デスペナはあります。とっってもきついですよ。しかしこの無死亡罰則ノット・デスペナはレベル等上がる際特典が付きます。しかし一回「死亡」するたびに特典効果はリセットされます。気を付けて下さいね。』

 破格的だ。いや破壊的だ。それがゲームの設定か?と直後に理由が分かる。

『EWOは地上から天空に伸びる塔の形をとっております。その階の数は一万階・・・です。一万階全てをクリアできればゲームクリア、皆様は開放されます。皆さん頑張ってね!』

 一万階だと!?どれだけの時間と人数が必要になるんだ!?それは周りも同じらしい。サブローやミスコさん、そのほかのβテスト仲間、そして名も知らぬプレイヤー達。誰もが呆然としていた。そしてさらなる追撃がかかる。

『皆様、アイテムボックスを御覧下さい!これからこの中で生活するプレイヤーの皆様の為に私からプレゼントがあります。』

 思わず即座にアイテムボックスを見た。アイテム一覧の一番上に「真実の光」と書かれたアイテムがあった。それをタッチし、具現化した。

 そして世界は光に包まれた。

け、結構な方が読んでくれてまして嬉しい限りでございます・・・・・!が、頑張って書いていきます!

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