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一人の女

作者: あきねこ

一人の女。


       

       

黒の胸のあいているドレスを着ている。

      

      

      

一人イスに座る。

     

     

     

     

     

女はタバコに火をつけた。

      

      

     

けだるそうにタバコを吸い、ケムリを窓のない部屋の天井に吹きかけた。

      

      

      

      

「フー」

       

      

      

女はそれを繰り返す。


      

      

      

何度も何度も。

      

      

      

やがてタバコが短くなり、消し捨てる。

     

      

      

女はだるそうに下をむき、ため息をつく。




「フゥ」


      


細く美しい長い脚を組む。

      



一人の男が入ってきた。




男は入ってくるなり女にキスをする。


      

女はだるそうな流し目をしている。



男は女に言う。




「もう少し肌をだしたドレスにしろよ」



    

女は聞いてないフリわする。


     

     

     

男は部屋から去る。



      

女はまたタバコに火をつける。



ケムリを男の去った後のドアに吹きかけた。



そのドアから一人の太った男が入ってきた。



「出番だぞ」




女はだるそうに席を立ち、ステージへ向かう。



女はステージで少しずつドレスを脱いでいく。



だるそうに。



それを見ている男たちは女に金をなげる。

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― 新着の感想 ―
[一言] どうもこんにちは、春功です。先生の作品を愛読させてもらっています。 一人の女の描写が素晴らしく、いいですね。 まるでドラマのワンシーンみたいで。 先生の次の作品を期待してます。頑張ってくだ…
[一言] なんて言うんですか、芸術ですね。 あった事をそのまま書いているようで、違う!これは大人の表現ですね! 何か素敵な絵画を見ているみたいな感覚にとらわれました。
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