#1 登校
彼女がいたことないのに恋愛を描くのって重罪ですか?
天野ヶ丘高等学校ーーーーーーーーーーーー
ここは…容姿端麗、淑女たちが集まるお嬢様高…ではなく。
普通の私立高校である。
基本校則は他の高校と基本変わらないが。
頭髪は完全に自由。
なんでも、今の校長が結構「伝統とかクソったれ」みたいな楽観的主義者なので、
基本青春を謳歌してほしいとのこと。
学生にとってはすごくありがたいのだが……。
伝統や歴史のある私立高校としてはどうかしてるのではないかと思う。
まあそのような校則なので案外個性的な人も多い高校である。
特に高校生は髪型をカブトムシの如くツンツンさせたいお年頃
ここらあたりではなかなかの人気校である。
そんな高校にとある男子が入学してきたそうな。
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桜並木が並ぶ通学路に、桜吹雪が散り。
そろそろ桜の終わりを告げる頃。思い出す言葉がある
『必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ』僕の好きな言葉だ。
彼、織田信長が残した格言である。
彼のような人生を歩めるようなそんな人間でありたい。
学校のチャイムがなる。
「いっけね!」
慌てて入る教室にはすでに何人かグループができているような。
そのような空気が流れていた。
「俺の席は…そこか!」
明らかに空いていた席に座る。
すると後ろにいた男子が僕に話しかけた。
「うぉ。入学式から遅刻ギリギリとか大丈夫か?」と男子は話す
「めっちゃギリギリで間に合ってるからセーフ!」と素っ頓狂な返しをした僕
「答えになってないじゃん笑」
濃い褐色のように焼けた肌に綺麗な白い歯がよく似合う体育系
その男子はひとしきり笑った後、
「俺は西園寺陸斗よろしく!君の名前は?」
「僕は涼宮涼よろしく」
教室の端で熱い握手を交わしたとこでHRが始まった。
HR中隣の女子が視界に入る。僕は二度見した
(可愛い…)
いかにもお嬢様っぽい可愛らしい風貌、綺麗な銀髪…
ここに存在する顔面凶器に見惚れていると目が合った。
僕は咄嗟に顔を反対側に振り、外を眺めた。
彼女は今どんな顔をしているか。キモがられているであろうか。
気になってしまえばしまうほど心臓は高鳴る。
気づいてしまった、これは一目惚れだと。




