端から見たら
ずっと思い悩んでいた末の決断だった。
今月で辞めるのだ、と。
疲弊しきっても
無理やり口角を上げて
吐きそうになりながらも
笑い続けた。
誰でも良いから
話を聞いてもらいたかった。
そんな折
偶然会った知り合いにこぼした言葉。
辞めるのだ。
つまんなそうに返ってきた言葉。
自由だね。
私はどうやら
自由に見えるらしい。
悩み続けた事も
死に物狂いで笑い続けた事も
端から見れば
小鳥が単独で空に飛び立つ程度に見えるのだろう。
果たして自由とは何なのか。
どこが自由と見えたのか。
いい加減
鉛を吐きそうだ。
かなり前の感情です。
もう時効かな?と思いまして。
ほぼ『呪詛』ですかね、これ……。