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馬とおじさん

少し能力について分かって来た。

人や物の全体を見るとステータスが見れるようだ、QRコードよりはバーコードの方が近い気がする、村で数人の人のステータスを見たが大体Bランク以下のステータスでスキル数は5個か4個くらいでFからDランクの料理や裁縫の日常スキルを持っているみたい、綿花農家の人はキラービートル(殺虫指定あり)やキラープライド(除草、指定あり)のCランク魔法スキルやガードプラント(植物保護、指定あり)のBランクスキルを持っていたいる人もいた…

……姉さんのAランクスキルの異質さが目立っている…それもR15スキル…因みに結婚は大体15歳前後が多いみたいで日本のR18と考えて良い。

動物は農耕や運搬に使う馬と犬を飼っている…試しにコンフィグで、にゃんこに出来ないかと犬に試みたが無理だった…狼とかには出来るようだが…

今の能力だと、成長前の種子、卵、精子、卵子からしか品種改良出来ないらしく、別種にするのは無理な様だ。

でも虎とかライオンの魔物を品種改良すれば何とかなるんじゃと希望が出て来たぞ。


馬の手入れをしている、おじさんが居たので話しかける

「こんにちは」

「こんにちは…ムネトモの所の…」

「ダインです」

「おう、どうした?」

「おじさん私、新しいスキル覚えてさ、この馬に使わせてくれないかな?」

「まあ良いがどんなスキルなんじゃ?」

「うーん、説明難しいけど、この馬の子馬の能力を上げられるかも…」

「そうか凄いスキルじゃな、そろそろ繁殖期だしな…どうするかな…」

少し疑ってるみたいだ

「じゃあ子馬が産まれたら私が買うからお願い」

「…分かったどうすれば良い?」

おじさんのステータスをチェック…

「おじさんスリープの魔法使えるよね??厩舎で、この馬寝かせて」

「分かった」

厩舎に連れて行って、魔法を唱える

「ワシは魔力が低いから30分ほどで目覚めるぞ」

「多分大丈夫だと思うよ、おじさんは外で待ってて」

少し残念そうに出ていく

「酷い事はしてくれるなよ」

「しないよ、期待してて」

馬の尻尾を捲りあげて、陰嚢に手をかざす

「うーん手の平サイズしか出来ないから触らないと無理なんだよね」


馬 アルジェント

遺伝子情報

筋力D 体力D 俊敏性D 丈夫さD 体躯B

「体躯…大きさ以外はオールD…か少し人と違うんだな」

とオールSにしようとすると現在の能力では無理らしい。

農耕馬なので大きいのか、小さくして早く丈夫にしよう、能力を前後させていると、唐突に…

ボーナス

最初の子馬が白馬になります。

…おお…競馬ファンの夢…

筋力A体力A俊敏性S丈夫さS 体躯D

ボーナスとして最初の子馬が白馬になり遺伝子操作Sで改良が可能

決定 行使と…

SPがなくなりました

「はえぇよ」

と1人でツッコむ。

「おおコレは凄いんじゃ」

厩舎の外に出る。

「おじさん出来たよ」

中を覗き込む

「別に代わり映えはしないんだな??」

「しないよ、でも期待して良いよ」

「??そうなのか、まあこの馬の子は普通だから問題無いじゃろ」

「うん、多分白馬が産まれるから、お金は、どれくらい払えば良い?」

「そうなのか??白馬は駄馬が多いんじゃが…そうじゃな…まけて銀貨20枚かの」

20万くらいか…

「うん分かった」

「じゃあねぇ」

颯爽と立ち去る。

「忙しない子じゃ」

後に、この小汚いおじさんは競馬界で明白楽として崇められる、そして産まれる子馬は更にダインの改良を加えられて数々の名馬の始祖と呼ばれる。


「父さん炭貰ってきたよ」

「そこら辺に置いてくれ」

「あれ兄さんは?」

「ん?お前が中々帰って来ないから1度家に帰るってシリカさんと帰ったぞ」

「ふーん」

「まあ待ってれば来るだろ」

「分かった」

時間が出来たので父のステータスチェック

筋力B 体力C 俊敏性C 器用さA 知力D 魔力G

魔法属性 無し

スキル

刀匠B 鍛治D

農道具しか作ってる所見た事無かったけど武器も作れるのか??…この世界にも魔法使えない人いるんだなぁ。

暫し父の仕事ぶりを眺める。


「おーいダイン帰ったか?」

外から大声で呼ばれて出ていく

「うるさいよ兄さん」

なんかスッキリした顔をしている…

……

「…うん…やめよう」

「ん?何が??」

「さあ行くよ」

「おお…そうか今日は離れた所に行こう」

「えーなんで?、沢山取り貯めときたいのに…」

「まあまあ…お前に他の鉱山の場所も教えたくてな」

結構足早に進んで行く。

なんか怪しい…そして閃く

「そうかダムダさんに会いたくないからでしょ??」

「いや…違う…純粋にお前の為にだな…」

「まあそう言うことにしておこう」

少し睨んで。

2人は、どんどん進んで行く。

ついで兄さんのステータスチェック

ムネノリ=アズマノミヤ

筋力B 体力C 俊敏性C 器用さB知力C 魔力C

魔法属性

火100 水50 風0 土0 雷0 光50 闇0 無属性0

スキル

火魔法C 回復魔法D 鍛治D 交渉術D 初級光魔法D

R15理想の夜の経験者C

心の中で叫ぶ

「ここにもいた…」

アレ??ふむふむ…

R15理想の夜の経験者

Aランクスキル理想の夜の経験者

浮気補正マイナス4 ほぼ浮気が出来ない状況になる、なお他のR15スキルを併用されている場合、上積みされる

何だ姉さんの影響か??少し怖いなR15スキル…

平均スキル数は5なのかな??シリカ姉さんは3つ、親父は2つだったから俺の3個も普通だと思ってたけど、まあ勝手に使いたい能力に切り替わるから良いけどね。

「ダインそろそろだぞ」

「兄さん、あそこに水があるから飲んで行こうよ」

「そうだな帰りは重労働だしな」

山の法面から湧き水が流れている所に綺麗そうな枝を差し込んで水を飲みやすいようにする、ここら辺の湧き水は凄く澄んでいて美味しい。

「かぁー美味い」

「うまいな」

と水分補給を済まして歩き出すと直ぐに坑道が見えてきた。

「兄さんライト」

「人をランタン替わりに使いやがって、でもな、ここはまだ掘り始めたばかりだから明るいぞ」

「そうなんだ」

…少しサーチしてみよう…SP無いから無理か…あっ少し使えた。


鉄鉱石の鉱山

金、ダイヤ……SPが無くなりました。


今度集めに来よう。

「フッフッフ、コレで軍資金も手に入る」

「なんか悪い顔しでるぞダイン」

「えっそんな事無い…」

「さあ掘るか」

「うん荷車ココで良いかな?」

「良いだろ」

2人でツルハシで坑道を拡げていき、交代しながら荷車に積んで行く。

「こんな所かな…」

「そうだね、兄さん、ココの鉱山は、うちのなの?」

2人で地面に腰掛けて話す。

「ここら辺は、誰の物でも無いな、敢えて言うならドラゴンの持ち物かな??」

「母さんに追い払われた??」

少し茶化すように言ったが。


「侮ったらダメだぞ、母さんでもお前が狙われてると思ったから手を出しただけだから、隣町のダーナでは信仰の対象だし、俺達の村やダーナがある地域がゴドルフィン、ミスワキの通り道で中央に有りながら戦争も起きないのにはドラゴンの制裁が何度もあったからなんだ、ドラゴンはミエスク領を通る、国の意を持つ行軍を許さない、見付けると首都を業火に包むんだ、ゴドルフィンは王国だったが王、皇太子が殺され、皇太子の姉、妹の王女が王国を継ぐ為に争いがおき国力を失って、反乱により共和国になったし、ミスワキは首都を2回も業火に焼かれて壊滅的被害にあった、考えたのか…首都を名乗らず3つの都市で運営してたが…3つの都市と船で軍を運ぼうとしてたらしくて港と隣接する町も焼かれたんだぞ」

結構めちゃくちゃするドラゴンのようです。

「ランちゃんが出掛けてるのも…」

「そうだが、ダインそろそろデュラン君をその呼び名で呼ぶのを止めてやれ」

「ランちゃん嬉しそうだよ」

「そうなのか…でも人前ではデュランさんと呼べよ」

この地域では大人になった者には「さん」付けするのが一般的みたいだ。

「分かった」

ムネノリは上を向いて木々の隙間から雲の様子を見て。

「少し雲行きが怪しいな、話の途中だが早く帰ろう」

「この量だと兄さんは後ろが良いよね」

「おお…分かった」

「じゃあ帰ろう」

荷車には一応バランスを取るように積んであるが重量の為に車輪が軋む。

離れているので叫ぶ様に話す。

「兄さん大丈夫かな??凄い軋んでるよ」

「ああ…急ごう、風魔法で軽く出来れば良いんだかな」

「そんな魔法…兄さん石あるから気を付けて」

「おっおお…」

少し躓きかけて答える。

途中、行きに水を飲んだ所で再び、水分補給して少し早く帰る、少し下りになっているので実は楽チンだ…しかし着く少し前に体力が無くなり兄と交代するのであった。

「力あるけど体力が足りん」

……

「…あいつ軽々持ち上げてたけど載せ過ぎたか…重い…」

兄ムネノリは改めてダインの腕力に驚愕しながら。

「おい……ちゃんと押せよ…」

「推してるけど足が重いよ」

家が見えてきた所でシリカがムネトモを連れてきてくれたので何とか家に着いたが2人ともクタクタだ。

「今日は無理ここまで」

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