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1目が覚めてそれで…?

初めての異世界モノ小説です。

テンション高めにサク―と書いていきます。宜しくお願いします。

「うぉおおおおおぉぉおおううぅぅ?!??!!」

目覚めた時、顔が半分腐った男が俺を覗き込んでたらさ?

まぁ、叫ぶよね。全力で。


びっくりして叫びながら全力で後退ったけど、

ん?ん…んん?あれ?なんか…あれ??

俺はさ…あれ?今、座ってるのか?それとも立ってる??

んんんんん??


目の前の腐れた男もさることながら

自分の体の感覚にもヒヤリとした恐怖を感じる。

いや…違う。感じない。何も…何も感じないんだ!


俺は今何も感じていない。


生きていたら当たり前に感じる体の感覚を何も感じない。

イメージでは、俺は目を開けたらソコにいた謎の腐れ男に驚いて

腰を抜かし手を地面に付きながら後ずさったはずだった。

が、何も感じない。手が感じるはずの地面の固さとか

皮膚と砂利のこすれるチリチリとした痛みとか、なんもない。

足が地面を蹴った感覚もない。つーか、今よくみたら足が無い。


足が無い?!!??

いやいやいやいや、ないないないない。それはない。

無いんだけど、それはない。


足が無けりゃ立ち上がれないし

つーか、どーやって後退してんのコレ!

あ、ヤな予感するわ。ビンビンするわこれ。


俺はそーっと手を確認してみると、、


うぉぉおおい!

手も無いいぃいいいい!!!


って良く見たら手もないんだけど

感覚的にフヨフヨした何かを感じるし薄っすらと見える気がする。

うん。。とてもフヨフヨした何かが薄っすらと。

語彙力が無くて誠に遺憾なのではあるが今の俺の手はとてつもなくフヨフヨだ。


ひとしきり自分の事でパニックを起こした後にふと思い出したのは、

目の前にいた腐った顔の男の事だ。

自分の事でいっぱいですっかり忘れてた。


恐る恐る前を見ると腐った顔の男は俺の事など眼中にも無いらしく

明後日の方角をみて「あーうーー」などと言いながらとぼとぼと歩いて行ってしまった。

立ち去るなら幸いと、その場を動かずマジマジと観察する。


うーん。どこからどう見てもゾンビのソレですね。目は腐り落ちて宙ぶらりんで、歯は前歯が数本あるかないか。皮膚はデロリと腐りおちて中の見えてはいけない繊維っぽいもんがこんにちはしてる。


まわりも良く見ればアレよ、まさにB級映画の墓地って場所だった。

あーね。こりゃ居るわゾンビ。

カラスは鳴くし、蝙蝠は飛ぶし、うす暗いし、洋画のソレっぽいボロい墓地とくれば

ゾンビの1体や2体ね、歩いちゃいますよね。そりゃしょうがないね。うんうん。。


ってなるか。馬鹿か!

ここドコだよ!俺はどこに来ちゃった感じ?

ここ日本で合ってます?それよりなにより俺の体!どーなっちゃったのコレ!

さっきから考えないようにしてたけどさ、ど―見てもコレはアレよ…


幽霊的なソレではなくて?


いやいやないない。

俺はさっきまで働いてて、急いでて、疲れてて…

おや?急いでて…疲れてて…その後は?その後はどうなったんだ?


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