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あたしのせいじゃなーい  作者: わかいんだー
本章~ファンタジックな旅の日常~
10/52

繁殖力が強みなの

旅にも慣れて、談笑しながら林沿いの山道を歩くアルフ一行。

アルフがベルタを見て、何か思い出したようだ。

アルフ「俺思うんだけど、ベルタなら獣人相手に戦っても勝てるんじゃね?」

ベルタ「何バカ言ってるのよ。かよわい乙女が戦える訳無いでしょ」

ガルマ「我が加護で強化されているとは言え、ベルタの筋力は人の域を凌駕する程に高いな」

ベルタ「ガルマさんまで!かよわい乙女にかける言葉じゃないですよ」

ガルマ「事実だ。純粋な筋力勝負であれば、ベルタにも勝ち目はあろう。だが戦いとなれば別だ」


アルフ「やっぱ獣人って強いんだな」

ガルマ「うむ。筋肉だけみても、耐久力や瞬発力や回復力で比較にもならぬ。筋力だけでは対抗出来ぬのだ」

アルフ「モーニングスター使ってもダメか」

ガルマ「攻防共に優れておるから鈍器一つで覆せはせぬな。硬い毛皮に牙爪、高い五感や反射に俊敏性・・・」

アルフ「ガルマさんが認める強さってすげぇな」

ガルマ「竜力を断った状態であれば、我でも村の殲滅は難しかろうな」



ベルタ「え?ガルマさんて、竜力そのものとかおっしゃってましたよね?断てるのですか?」

ガルマ「うむ。竜力を生命力としてこの身体を操り、お主達のように筋力で活動する事も可能だ」

ベルタ「竜力を断たねばならない状況もあるのですね」

ガルマ「例えば力の満ちた地に干渉する場合、竜力で暴発し得ると判断すれば断つであろうな」


説明とは裏腹に、ベルタの目には、ガルマが人と同じように歩いて見える。

ベルタ「今はその身体は使っていないのですか?普通に動いてますし、ずっと使っているように見えます」

ガルマ「そうだな。今は竜力である我に身体を漬けて、時の干渉からも護っておる。故に使ってはおらぬな」

ガルマは逆さまになって宙を歩いてみせる。


宙にぶら下がって歩くガルマを見ながらベルタが呟く。

ベルタ「漬けるって、お漬物みたいですね」

ガルマ「ベルタの着想は面白いな。実際その通りだ。長期保存が目的でお漬物にしておるのだ」

ベルタ「ガルマさんが不老不死でも肉体には限界があるって事か。肉体が滅ぶと透明な竜みたいになるのかな」

ガルマ「その通りだ。力に秀でておるのに着想も良い。ベルタは、生み育ててくれた親に感謝せねばな」

ベルタ「え、へへへ・・・」

その親を縄で縛ってきたので、笑って誤魔化そうとするベルタ。


だがアルフは空気を読まない。無意識につっこむ本能があるかのようだ。

アルフ「でもベルタの親父って、ベルタより弱いぜ。旅に出る時も、モガッ!?」


アルフのつっこみを予想していたベルタは、アルフの口に突っ込む食べ物を用意していた。

ベルタ「あ~らアルフ、お腹空いてたの~?いいわよ~食べさせてあげるわね~。これも、これも!」

つっこみを突っ込みで封じる、ベルタの新技であった。


アルフは、今下手に話すと、自分の身が危ういと察する。

ここは口を噤むべきかと思うが、ベルタの方から話をふってくる。


ベルタ「というか、何であたしを戦わせようとするのよ」

とりあえず、口に突っ込まれた物を飲み込むアルフ。

アルフ「いやぁ最初会った時に逆光で顔とか見えなくてさ。ゴリラの獣人かと勘違いしてたのを思い出し」

ベルタ「いいわよぉ?そんなにあたしを戦わせたいなら、あんた相手に戦ってあげるわよ!」

笑顔のベルタ程に怖いものは無い。警戒していたアルフは襲われる前に距離をとっていた。


アルフ「なんでお前って、そうすぐ怒るかな~。俺、本当の事しか言ってないんだけど」

ベルタ「思っても口にしちゃいけない事があるのよ!何よゴリラの獣人って」

「ゴリラの獣人は、お嫌いですか?」

突然かけられた声に驚いて振り向くと、道の端に正真正銘ゴリラの獣人が立っていた。

ガルマ「相変わらずアルフは偶然を必然にすると言うか・・・これもアルフの言う、運命とやらか?」



ガルマは、とぼけて呟きながら考える。

夢、空からの呼びかけ、獣人の予兆、アルフは何かに誘導されていると考えて間違い無さそうだ。

だが獣人に遭遇する前に、アルフに呼びかける力は何も感じていない。

とすれば・・・アルフの見えない未来から?

それも竜力で見えぬ霧を通すほどの力となれば・・・まさか天啓か?



ゴリラの獣人は、ベルタに体毛を生やしたような姿をしていた。

その体毛は見るからに硬そうであり、ガルマの説明通りの強さを想像出来た。


ゴリラの獣人「はじめまして竜人様とお供の方々。ここは我らが狩場なのですが、何か御用件でしょうか?」

アルフ「おーーーーーー、すっげぇ本物。つよそ~。こりゃ勝てる訳ねぇわ」

ベルタ「え、いえ、ゴリラの獣人がどうのと言うんじゃなく、あたしの事がそう見えたと言うのがその・・・」

ゴリラの獣人「ふふ、そんなに怯えないで。子供のおしゃべりに目くじら立てたりしないわよ」

ガルマ「我らは旅の途中で通りかかっただけだが・・・そうだな、良ければ一晩この子達を学ばせたい」

ゴリラの獣人「承りました竜人様。では村へ御案内致します。どうぞこちらへ」

言い終わると同時にゴリラの獣人は姿を消した。


アルフ「あれ?消えちゃったよ」

ベルタ「御案内って言ったと思ったけど・・・ここって事?」

ガルマ「道案内してくれているのだ。向こうへ歩いていったぞ」

あまりの移動速度に、アルフとベルタには消えたように見えたのであった。

最初に現れた時に気づかなかった訳である。


アルフ「あははは、こりゃ戦う以前の問題だな」

ベルタ「お話では知ってたけど・・・破壊力に優れたゴリラの獣人ですら、あんな速度で移動するのね」

ガルマ「獣の身体能力を得た人だからな。知恵で身体能力をさらに伸ばして、活かした成果であろう」

村に着く頃には、歓迎の宴の準備が整いつつあった。移動中に連絡を入れていたらしい。


ガルマ「一晩世話になる」

ゴリラの獣人「大したおもてなしは出来ませぬが、何なりとお申し付け下さい」

村の規模は大きいものの、文明はベルタの村に近い感じであった。


アルフ「へぇこれが獣人の村かぁ。なんかもっと獣寄りを想像してたけど、人の村と変わんねぇな」

ベルタ「獣の身体能力を得た人って事だから当然かもね。でもこれだけの規模なら町に発展させないのかな」

ガルマ「十分に身体能力が高ければ設備も不要になる。彼らにとっては人の町以上に発展しておるのだ」

ベルタ「でも食料品店くらいは欲しく無いですか?」

ゴリラの獣人「ん~、木の実でも獣でもすぐに近くで狩れるからねぇ。置いておくと不味くなるし邪魔よね」

アルフ「そっか。さっきの速さで移動するなら、俺が倉庫から食料取り出すより、早く狩ってきそうだな」

ベルタ「ふえぇ。じゃぁ狩れない物、こんな武器とか必要になりません?・・・ならないですよね」

先程ガルマが言っていた、牙や爪を思い出してベルタは質問を取り消した。

ゴリラの獣人「そうね、正直素手の方が強いと思うわよ」

アルフ「じゃぁ瞬間帰還器とかのアイテムは?」

ゴリラの獣人「勿論たまに欲しい時もあるけど、必要な時に人の町まで買いに行けば良いしね」

移動速度が速いだけでなく持久力も高い獣人にとって、人の町までの往復も、少し散歩する程度の事であった。


何やら劣等感を感じて落ち込むベルタ。

ベルタ「何も無さそうなのに人より良い生活されてるのですね・・・人が同レベルの生活目指すのは厳しそう」

ゴリラの獣人「落ち込まないで。人の町があるからこそ私達も自前で用意せずに済んでるのよ」

ガルマ「うむ。人は弱いからこそ力を補う文明を発展させておる。身体能力が低いお陰で至った成果だ」

アルフ「そうだぞ、もっともっと便利なアイテム作ればいいんだ。速く走れるアイテムとか」

ベルタ「じゃぁ、あんたが作ってね」

アルフ「ベルタって俺がしゃべると怒る気がするぞ」

ベルタ「なら怒らせないように考えてしゃべってよ!」

アルフは無意識にベルタの怒りのツボを突いているようである。


ベルタ「でも能力的に、人は下位の部類なのね。人の町が多いし、むしろ優れた種かと思ってたんだけどな~」

ゴリラの獣人「個々の身体能力は確かに低いけど、種としての総合能力が低いとは思わないわよ」

ベルタ「種としての総合能力?身体能力じゃないとすると・・・少しは賢いとかあるんですか?」

ゴリラの獣人「ん~、賢さって方向なら・・・理性が強いわね。獣人は強い本能が残ってる事が枷になったり」

ベルタ「それって種としての総合能力が高いって事になるんですか?」

ゴリラの獣人「大事な事よ。例えば獣人は繁殖期にしかその気にならないから出生率が」

ベルタ「わぁああああ!わ、わかりました、人にも長所があってうれしーなー、もう十分です!」

ベルタは仮にも年頃の娘である。同じ年頃の異性であるアルフの前では極力避けたい話題であった。

一方のアルフは、ベルタに怒られたので、食べる方に夢中になって聞いていなかった。



アルフ「この飲み物、すんげぇうめぇ。おかわり!」

ゴリラの獣人「それはシュワシュワの実を絞ったものよ。採って来るからちょっと待っててね」

ベルタ「あ、どうかお構いな・・・く?」

ベルタが引きとめようとする前にゴリラの獣人は姿を消し、言い終わる前に実を持って戻ってきた。

ゴリラの獣人「お待たせ。これがシュワシュワの実よ。気に入ったみたいだから幾つか採ってきたわ」

ベルタ「あ、あはは、本当にお店どころか倉庫すら要らないですね」


シュワシュワの実の絞り方が分からず、食べようとするアルフ。

アルフ「かってー。これどうやって食うの」

ゴリラの獣人「これはね、こうやって握り潰して絞るのよ」

アルフ「おぉ~、さっきの飲み物になった」

ベルタ「なるほど、握り潰した時の感触がシュワシュワって感じですね」

ゴリラの獣人「え?」

突然驚いたようにベルタを見るゴリラの獣人。


言われた通りに絞っただけなのに、驚くゴリラの獣人を見て不安になるベルタ。

ベルタ「え?違うんですか」

ゴリラの獣人「あなた、それ素手で握り潰したの」

ベルタ「え?えぇ、真似しただけなんですけど。いけませんでした?」


ゴリラの獣人は呆れたように感心する。

ゴリラの獣人「これを素手で握り潰せるのは、ゴリラの獣人だけだと言われてたんだけどねぇ。違ってたわね」

ベルタ「えぇええええ」

ゴリラの獣人「他の種は、力持ちの獣人でも絞り器具を使ってるわよ」

アルフ「さすがベルタだ」

ベルタ「なんか嬉しくない」



食事を終えたアルフが、ガルマとゴリラの獣人を見て何か閃いた。

アルフ「ねぇ。竜人が居るなら竜獣人も居るの?」

ガルマ「居らぬな。獣人も因子は人なのだ。獣の身体能力を得た人だと説明したであろう」

ベルタ「もしかして、エルフやドワーフも同様ですか」

ガルマ「うむ。亜人は全て人の因子だな。魔物扱いしておるゴブリンやオークなどもそうだ」

アルフ「ぶ」

ガルマ「先ほどゴリラの獣人が、理性の強さは重要だと言っておったろう」

ベルタ「もしかして、理性が呑まれると、人とは呼べぬ魔物に堕ちてしまうという事ですか」

ガルマ「うむ。亜人達は無意識にも、常に理性を保つべく本能と戦っておる。見た目程に楽ではないのだ」

ベルタ「そっかー。みんな獣人になった方が楽って訳じゃないんですね」

ガルマ「人は理性を失っても狂人に過ぎぬ。だが獣人はまさに怪物となる。それ故の厳しい掟もあろうな」


ベルタ「では精霊や、人以外の動物の因子を持つ竜は居るのですか」

ガルマ「居らぬ」

アルフ「なんで?竜精霊とか名前だけでも格好いいぞ」

ガルマ「因子を診る必要が無いからだ」

ベルタ「人は診る必要が有るという事ですね」

ガルマ「うむ。人は導かねば、破滅の道を選びかねぬ」

ベルタ「・・・そうでしたね。納得しました」



ガルマ「人は半端な知識をもつ故、その知識が正しく全てだと錯覚する。それが愚かさの元凶であろうな」

アルフ「人だけバカって事?」

ガルマ「そうだな。人は最も愚かな種だ。だが愚かさを克服出来れば、最も優れた種にもなり得る」

ベルタ「克服出来るのですか」

ガルマ「人というものが愚かな種である以上、人のままでは成し得ぬだろう」

ベルタ「ではいつかは滅ぶしか無いのですね」


ガルマ「そうではない。より上位の種へ進化すれば良いのだ」

ベルタ「進化・・・そんな事が可能なのですか」

ガルマ「さぁな。ただ不可能だと決めるつける理由も無いという事だ」

ベルタ「だから人の世界を滅ぼした後も、人の再興を導いておられるのですね」

ガルマ「実に察しの良い娘だな。お主を見ておると人の未来に希望を感じるわ」

ベルタ「そ、そんな」

照れるベルタ。


ガルマにとって、自然に口から出た軽い一言であり、その事実に気付いた訳では無かった。

だがその一言は、この旅の真の目的どころか、世界の存在意義をも示していた。

ベルタはまさに未来の希望と呼ぶべき存在なのだ。


今のベルタは、人間離れした怪力があるとは言え、ガルマから見れば何の変哲も無い人の子である。

ベルタを診た所で、アルフのような特異な要素は何も見つからない。

故に今ガルマが気づく事は無い。アルフやベルタ自身にも自覚は無い。

もし気付いたら・・・その時点でベルタに秘められた希望は消えてしまう。

そんな儚い存在でもあった。



ベルタ「でも進化って、人にとっては、とても大事な事なんですよね。直接教えてはいないのですか」

ガルマ「幾度も導いてはおる。だが愚かであるが故に、己の愚かさを認められぬのだ」

ベルタ「そういうものですか・・・」

ガルマ「具体的な方法を説明する訳にもゆかぬしな」

ベルタ「え、進化は可能性だけの話ではなかったのですか?具体的に方法を説明出来るのですか」


ガルマ「・・・例えば、愚かではない人、というものを創る事も可能だ」

ベルタ「???わざわざ人を愚かに創造したという事ですか」

ガルマ「我が生まれる前に、人は竜神によって創られた。愚かに創った訳では無い。無から意思を創ったのだ」

ベルタ「無ですか。何も無い、何も知らないから愚かって事ではないですよね」

ガルマ「無から創ったのは、自ら進化を選択させる為だ。弱さも愚かさも、人が自ら選んだ進化の過程なのだ」

ベルタ「自ら選ぶ・・・それが進化の方法を説明できない理由でもあるわけですか」

ガルマ「その通りだ。進化の道へ導く事は可能だ。だが定められた道をひたすら歩ませても傀儡にしかならぬ」

ベルタ「・・・ごめんなさい、よく分からないです」

ガルマ「良い。人の側から意識する事では無いからな」


ガルマ「未来や並行世界の知識を与える事も可能だ。だが教えた時点で、自ら生み出す機会を失う事になる」

ベルタ「要は教えてもらうばかりじゃダメって事なんですよね」

ガルマ「そうだ。我らが優れた人を創ったとしても、それは我らの思い通りの行動をするだけ。つまり傀儡だ」


ベルタ「そっか。決められた事以外をするには、自分で考えないといけないのですね」

ガルマ「うむ。学んで得られる知識には経験が伴わぬ」

ベルタ「知識だけではなく経験が必要なのは何となく分かります」

ガルマ「経験も他者に習うのと自ら切り開くのでは全く異なる。発想や着想を磨く上で天地の差が出る」

ベルタ「前例の無い状況から、自分の思いつきで対処できるかどうかに関わるという感じですか」

ガルマ「うむ。そこまでできてこそ、傀儡では無いと言えよう」


ガルマが前向きに説明してくれているのは分かるが、進化への具体的な道筋を描けないベルタ。

ベルタ「何億年かけても進化できてないんじゃ、あたしが生きてる間はムリそうですね」

ガルマ「それは分からぬな。時間がかかっておるのは道を違えてきたからであろう。今の人なら或いは・・・」

ベルタ「ガルマさんがそう言うなら、やる気出てきました。どうすれば良いのかは、今は分かんないけど」

ガルマ「それで良い。成すべき事も為すべき事も、自分で探して決めるのだ。それこそが人の在り様である」


夜は更け、一行は眠りについた。



ガルマは天啓について考えていた。

最初の二つはベルタと我に出会うきっかけとなっている。

となれば今回は、獣人の供を得るきっかけになるのかと思い、一晩泊めてもらったが何も起こらなかった。

獣人の予兆は、ただの偶然だった可能性も十分にある。

天啓が用いられていると決め付けるのは尚早かと、保留する事にした。


天啓は直接且つ具体的に人を導く手段であり、人の進化を促す上では極力忌避すべき手段である。

軽々しく使用されるものではない事をガルマは知っていた。



一晩何も起こらなかった、とガルマは考えていたが、旅の真の目的は着実に進行していた。

ガルマから得た知識とベルタ自身の素養により、ベルタは無自覚にも進化の条件を満たしつつあったのだ。



一夜明けて、アルフ一行は旅立った。


ここでもベルタは、シュワシュワの実を握り潰す人として知名度が上がっていた。

獣人達の間で、シュワシュワの実絞りに挑戦する遊びが流行りだしていた。

人に出来て獣人に出来ない訳が無いと意気込むが、今の所はゴリラの獣人以外は成功していないらしい。

当のベルタには知る由も無かった。


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