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秘密の時計屋  作者: 宮田 聡仁
2/18

秘密の時計屋ー前編ー

はじめまして宮田聡仁です

至らない点が多いと思いますが

そこは優しく見てください

ではよろしくお願いします。

普通って皆はどう思うだろうか?

私にとってはそれは当たり前のもの そりゃあ

普通なんだからそういう意味なんだからそう捉えるのが当たり前なんだと思う。

だけど私の人生にはそれが途中からなくなってしまって…

それは私が17の時でまだ人が死ぬということがよく分からなかった時…。


     ※※※※※※


「なぁ神崎ー宿題終わったー?」


気だるい気持ちで机に顔をのせていたのに

こいつは人の心を読む力を持っていないのか…

もちろん元凶は時計のアラームをつけ忘れていた

私なんだが…

こいつには全責任はとられない。


「で、はるまー私が終わらしていると言ったら

どうするつもり?」

「そんなの決まってんじゃん宿題見せて!」

こいつこういうときだけ屈託のない笑顔を向けてくる

「はいはい、どーぞ」

「へへっサンキュー」


言い忘れていたが私の名前は神崎 美枝

凪瀬高校2年生だ普通の両親の間に生まれ普通の生活を17年続けている。

まぁ今日、両親は結婚記念日で夫婦水入らずの旅行に行っている、仲がいいのはいいんだが家に帰ると人がいないのはなんか変な感じだ


「ねぇ美枝今日両親いないでしょだからさぁ家泊まってもいい?」

「えーでもなぁ桜って私が寝てる間になんかするでしょ!」

「へへー美枝のファーストキスはあたしがもらう‼‹キリッ›」

「何が‹キリッ›よ私の身がやばいよ絶対にヤダ‼今後桜を泊まらせません!」

「そんな殺生なー!」

「当たり前だバカ‼」

「でってもさ~美枝可愛いもの大好きっしょでさ」

「でさ?」

「あたし可愛いっしょだから泊めてよ」

「どんな超理論だ⁉」


まぁ私が可愛いものが大好きなのは事実で可愛い物は抱きしめたくなるまるで悪魔のような魅力が

あるのは絶対に否定しない。


「そういえばさぁ美枝知ってる『秘密の時計屋』って?」

「何かのおとぎ話か何か?」

「ちゃうちゃう本当の話、なんかねぇ『本当の願い』を持った人がその時まで飛ばしてくれるって」

「でもその『本当の願い』と時間ってあんまり関係ないじゃん」

「確かに、でもさあたしが思うに『本当の願い』って何か後悔したことじゃないんかな?」

「確かにそうかもね」


内心ではあんまり信じていないでも『秘密の時計屋』が今後、私の人生に大きく関わるとは思わなかった


     ※※※※※※※※


その後、4時間の授業と昼食を終わらせ少し長い

昼休みを過ごしていた頃

カバンの中にあるスマホのバイブが鳴った

 ー もう付いたのかな?

自分の携帯を見てみるとそこにはニュースが報道されていた。

なぁんだつまんない と思いつつせっかくだしそれを見てみることにするとそこには飛行機事故の内容が書かれていた美枝はその内容にくぎ付けになった。

別に飛行機事故にくぎ付けした訳ではない事故をした飛行機にくぎ付けになった

この飛行機は見たことがある。

それは、両親が乗っていった飛行機だった…これは両親がしつこく言ってたからよく覚えていた。


突然目の前が真っ白になった

ー やばい、落ち着かなきゃ


そう思うも頭がくらくらするし耳を澄まそうを努力するもよく理解できない

「@$$%^&#%‼」

「195695225」

何て言っているの?何が言いたいの?


あまりにもショックで自分が自分じゃなくなるような感覚

そうか…

独りになったんだ

             独りになったんだ…


        ※※※※※※


そこからは何も覚えていない

ただわかることは自分は早退して今どこか分からない道を通っていること。

『ほら、起きて美枝学校遅れちゃうよ!』

『そんなのわかってるって早く朝ごはん出して‼』


今更だと思う、普通が一番だって

私はその普通に甘えていた

なんで言わなかったのだろう いつもありがとう

って

後悔だけが募るばかり天はなんでこんなにも無情なんだろう…


「独りは嫌だよぅ…」

涙を流し声がかすれながらこうつぶやいた


まるでその声に反応したかのように強い風が吹いた

無意識に目を閉じそして開けると空き地だった場所から大きな家が現れた いや家じゃない店だ

そう思うもえるほどに家が大きい 青がメインに塗られたカラーに屋根から歯車に似ているものが大きく出ている。 


すると、家の扉が開くすると現れたのは少年でさらに自分よりも幼い顔立ち でも、その少年から出てくる雰囲気が姿とは全く違う覇気に包まれている

少年が口を開いた


「いらっしゃいませ『秘密の時計屋』にようこそ神崎 美枝さん


こうして私の止まった時間が再び動き出す一人の少年の手によって

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