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告白と告白と困惑

授業が終わってもイリスへの感情をもて余していた。だから、帰りのSHRの終わり頃にイリスが教室に入って来たのは僕にとって全くの不意討ちだった。俺は早く行動したかった。日直が起立と言うのが鈍く感じた。まずは告白か?それから二人きりで… などと考えてたらやっと礼という声が聞こえた。一目散にイリスのもとへ向かった。ああ席が離れているのがもどかしい。まわりの目は関係ない。俺は第一声イリスに向かって言った。

「イリス、俺と付き合え!」

俺の言葉は僕の言葉とまったく違っていた。

イリスは一瞬笑みを浮かべたきがしたが、いつもの顔で戸惑いを見せた

「えーっと、」ああもどかしい。

「君が欲しい!だから」クラスメイトが何かを言っていたがそんなの聞こえない。

「私なんかでいいの?」「君がいいんだよ!」

俺は内心うまくいくと確信していた。イリスの態度からokもらえると思った。これでやっと僕を取り戻せる。だから、イリスの変化には心底驚いた。恐怖するほどに。彼女はゆっくり顔をあげながら俺の頬に手を添え上目遣いで

「じゃあ、私が幽霊でも愛してくれるの。智くん?」え?ええええ? え?

「私とずっと一緒にいてくれるんだよね?」

「何言って?」彼女はその清楚な雰囲気から一転妖艶さ含んだ不気味なものと変わっていた。

もともと長かった髪はさらに伸びていき、服は制服から白い着物のようなものに、顔は白いというより血の通ってない不健康な、そして白い空気を彼女がまとっていた。 その姿はまるで、幽霊?いや、そんなばかな!

「そんな、ゆ、幽霊なんて」

「うふ、本当よ。私は智くんにしか見えないもの」

まわりに目を向ける。

あいつ何か言ってんぞ 1人で告白?キモ あの子っていつも1人で喋ってるよね 友達いねんじゃねーの 去年からあーでね 関わらねーほうがいいよ


嘘だ本当に?

「本当に君は?」

「ええそうよ。ずっと一緒にいましょ?あっちでいいことしましょ?」不気味な笑みとともそう言った

彼女の髪が足元にはいよってきた。それを振り払ってイリスから離れた。

「ちょっとー逃げないでよー」

イリスが何か言っていたがわけが分からず教室から逃げた。走った走った。息を切らして走った。心臓がならす警告音を無視して走った。

たどり着いたのは屋上に向かうまでの階段。屋上に続くドアは鍵がかかっていていけない。生徒にとっては実質学校で一番高い場所だ。

いつも人がいなくて静かな場所なのに今日は俺の鼓動だけがうるさかった

第5話読んでいただきありがとうございます。



もうすぐでバルサvs広州始まりますね♪

どっちも攻撃的だから広州も無理に守りに入らないで攻めて欲しいです。点の取り合いに期待です!!

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