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別れと再開と出会い

高校1 年から2年の間の春休み僕の愛犬が死んだ。

僕が小学校に行く前から飼っていてとても仲が良った。

ある日の朝、犬小屋から姿を消していた。家を飛び出しあいつを探した。いつもの散歩コースを辿っていった。家の前の路地、商店街、公園、そして、学校の前を通って帰る。ここ何年かずっと歩いた道。学校まで来たときあいつを見つけた。車にひかれたのか。死因は分からないが、あいつはもう死んでいた。おぼろ気な記憶だが出会ってすぐ打ち解けられたきがする。いつもたくさん遊んだ。

悲しい気分が晴れないまま新学期が始まった。僕を嘲笑うかのようなまさしく春爛漫といった天気の良さだ。

クラスを確認して教室へ向かう。教室ではすでに数人がいておしゃべりしていた。僕は迷わず窓側の一番前の席へ向かう。僕の名前は逢坂 智だから、 今までほとんど名簿は1番だ。この学校は窓側から名簿の若い者が座ることは去年で把握している。

オッス、今年も同じクラスだな という少し懐かしい声が聞こえてきた。

声をかけたのは高校でできた友達の雪村 レオ だ。レオは僕と正反対な性格で明るいお調子者、顔も良くさぞかしおモテになるだろう。

不思議なことだが、一目見て仲良くできそうと感じた。そして、自然と僕らは親友と言えるほどの仲になった。実際に学校ではほとんど一緒だった。会わないのは、休日くらい、それもうちの学校は結構な進学校だ。土曜日も授業があるし、夏休みも冬休みも盆や正月以外は補習やらがあった。まあ、夏休み毎日のように学校に行ったのは学校のプールが開放されるからだ。(うちには水泳部がない)春休み初めて二週間ほど会わなかった。だから、懐かく感じたのだろう。

「ああ、今年もよろしく」

鞄を机におきに行こうとした刹那1人の女の子が目に入った。廊下側一番後ろに座っている。本を片手にほおずえをついている。長髪でおとなしそうな。

……春の穏やかな風がやっと僕にも届いた

今まで恋という恋をしたことがなかったが、おそらくこれは、一目惚れというやつだ。

どうした?とレオが不思議そうに聞いてくる。ぼーっとしていたようだ。

新連載スタート!!

毎日投稿で7-9話で完結です。


最後まで付き合っていただければ幸いです。

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