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ブレイキング・ローズ  作者: まるマル太
第4章 背後に潜む怪しい影??
30/42

@第26話 フォーサーゼイアー!?

@第26話 「フォーサーゼイアー!?」







―――――はじめがユニコォンとの戦闘を繰り広げていた頃―――――




緑野みどりの病院1階のロビーから外に出てすぐの広いスペースで

初老の男性と高校生らしき男子が

共に向かい合うように立ち、何やら話し合いをしていた。




「・・・だから、俺は高沢たかさわ れつを助けたいんです。

 太斉だざいさんにはそれが可能だと知って

 わざわざ来てもらった訳で・・・。」

高校生の男子、蔵本くらもと 秀人ひでとは俯きながら口を開く。


「確かに、私はフォーサーからHR細胞を取り除く事には長けている。

 違法ではあるが、これまでに何度も手術を行ってきたからな。

 が、HR細胞を取り除かれた人間は高確率で衰弱する。

 原因は不明だが、私の経験上、これはほぼ例外がなかった。

 そして・・・」

初老の男性、太斉だざい たける

周囲を気にするように声を潜めながら続ける。


「時には直接、摘出される側の死を招く事もある。」

「・・・それは覚悟の上です。

 メールでも見ましたし。」

秀人ひでとは落としていた視線を瞬時に上げると、

鋭い視線で太斉だざいを見据える。


「なぜ、そこまでしてれつという女子を助けたい?」

太斉だざいの口調は若干強まった。


「・・・れつに”世界”を取り戻してほしいんです。

 俺のHR細胞で両目を再生できれば、

 確実に彼女は・・・今よりも幸せになれる。」

「・・・私は褒めも貶しもしない。

 が、これだけは覚えておけ。

 お前がフォーサーである以上、

 そのHR細胞を移植された相手もフォーサー化するリスクは高まる。

 むしろ、私が今回の手術を無償で引き受ける理由は

 そこにある事も明言しておこう。」

太斉だざいさん、あなたの策略にはまるとしても、

 俺はれつを助けたいんだ。」

そう言いながら、秀人ひでとは腰を折り、

深々と頭を下げた。


「ふむ、お前の判断基準で彼女の幸福度を測る事は

 道理に合わないかもしれないが、

 研究者である私には無関係だ。

 ・・・手術は今晩、その女子の病室で密かに行う。」

太斉だざいはそう言いながら手元の時計を確認するが、

その途中で彼の視界には妙なものが映り込んだ。


「何だアレは?」

太斉だざいが指差すその先には、

秀人ひでとにとっては見覚えのある人物が1人、

彼らのもとへと歩を進めてきていた。

ちょうど、入院棟の駐車場入り口の辺りである。

さらに、その人物の背後からは

ひとまわり大きい怪人と思しき生命体が一体、

ゆっくりとした歩みで向かってくる。


「アイツ・・・!!」

秀人ひでとは我を失ったかのように

その人物たちに怒鳴りかける。


「何しに来た!坂本さかもと 荘乃そうのぉぉッ!!」

歩いてきた男性は秀人ひでとの因縁の敵にして同級生、

坂本さかもと 荘乃そうのであった。




「やっぱりいたか。蔵本くらもと 秀人ひでと。」

高身長で整った顔付きの荘乃そうの

その顔に一切の笑みを含めずに答える。


荘乃そうのの隣にいる謎の怪人は

秀人ひでとを凝視するように身体を若干傾ける。

・・・その姿はまるで巨大化したカエル。

だが、両肩から両生類らしき生物の顔が生えており、

不自然に尻尾も備えられている。


「ブラックマイスターの作戦で、

 この緑野みどりの病院を制圧させてもらう。」

そう言うと、荘乃そうの

腰のホルダーから紫色の試験管を取り出し、

口へと流し込む。


彼の身体はたちまち黄色の毛皮に覆われ、

背中からは1mほどの黒い翼が2枚生え揃った。

顔はわしのイメージ、

身体はライオンのアトラクター、

翼獣よくじゅうスターダスト・グリフォンが出現。




荘乃そうの

 ここにはお前が大事にしてた

 れつも入院してる事は知ってるんだろ!

 それなのに・・・お前は・・・!!」

秀人ひでとは怒りのあまり、

本人の自覚とは無関係にコブラ型フォーサー、

ネヴァーフーエヴァーへと変身。


コブラの出現と共に、

荘乃そうのの隣にいたカエル怪人がゆっくりと歩き出す。




「僕は・・・守る。

 大切なものを・・・守るんだ。」

カエル怪人は意味の分からない言葉をぼやきながら

拳を固め、その足の跳躍力でコブラへと瞬時に接近した。


「お前は無関係者だろッ!!」

コブラは蛇の顔を模した両腕に力を込め、

突き出されたカエルの拳を迎え撃った。

が、その加速を乗せたあまりの威力に対抗できず、

コブラは反動で背後へと飛ばされた。


コブラが背中から倒れた場所は、

太斉だざいが待機している病院玄関のすぐ入り口だった。




「・・・これは面倒な事になったな。

 私の手術の前に死ぬなよ?」

太斉だざいはコブラこと秀人ひでとへと言い残し、

入院棟の裏側へと回る建物の隙間へと入っていった。


「・・・無駄死にしてたまるかよ。

 俺は・・・れつを・・・。」

コブラはやおら立ち上がり、

迫る2体の怪人を凝視する。


カエルはそれを確認すると

再び太い両足で地面を蹴り放とうと足を曲げる。

と、その時だった。




「おいおい、2対1は卑怯だろ?」

謎の男の声がその場にいた怪人たちの耳に入ってくる。

それは、さきほど荘乃そうのが入ってきた

駐車場の入り口から聞こえてきた。


「・・・俺も混ぜてくれよ?」

黒いジーンズに革ジャンを着込み、

黒髪をワックスで立ち上げた

チャラい風貌の学生らしき男子が立っている。

戦闘を好むフォーサー、瀬柳せやなぎ じんである。


「そこのカエルには、この前の借りがあるんだよなぁ。

 ここでキッチリ返してやるよ!変身ッ!!」

ひと際声量の大きい叫び声が響いたかと思うと、

瀬柳せやなぎの身体は銀色の針の如き毛皮で覆われ、

銀色の熊型フォーサー、ザフラストレイターが出現。


銀色の熊はすぐさまカエルへと向かって走り出し、

それを確認したカエルは熊の方へと身体の向きを変える。




「・・・誰だか知らないけど、

 デカいカエルは任せるぞ。

 俺の相手は・・・グリフォンだ!」

コブラ型フォーサー、ネヴァーフーエヴァーは

迫って来るグリフォンをまっすぐに睨み付けた。


「・・・ようやく本格的にお前を叩き潰せる時が来たな。

 あの時の宣言通り、殺してやるッ!!」

「・・・殺せるなら殺してみろよ!」

グリフォンは加速の勢いを乗せた右フックを

コブラへと繰り出すのであった。























―――――その頃、都内の上戸鎖かみとくさりは―――――




「城ヶじょうがさき こう・・・。

 あなたが生きていたとは驚きですよ。」

この私、上戸鎖かみとくさり野佐根のざねと共に外へ出て、

街頭で暴れている白い宇宙人型フォーサーへと接近していた。


野佐根のざねは既にフォーサー、

エレキトリック・スコーピオンへと変身しており、

私を庇うように一歩前に出ている。




「・・・努力が不要な世界を・・・作る。

 努力など・・・無意味なのだ・・・。」

・・・会話が成立しない?

やはり、この目の前の怪人は”人形”という事か?

一体、誰がこんなものを・・・。


上戸鎖かみとくさり様、

 もしも目の前のアレがフォーサーに似せた人形だとすれば、

 その製作者を突き止める必要があります。

 そのために生け捕りにしましょう。」

「分かりました・・・。あなたに任せますよ。」

スコーピオンは背中の8本のサソリのような尻尾を一斉に動かし、

戦闘体勢へと移る。


「・・・果たして、この”ニーザー・アナタシス”を倒す事ができるか?」

白い宇宙人は右手をスコーピオンへと向ける。


「何・・・?」

宇宙人がその手を思いっきり握ると、

スコーピオンに変化が現れた。


・・・やはり、元のアナタシス同様、

相手に振れず念力で拘束するサイコキネシスが使えるのか。


しかし、私はすぐ違和感に気付いた。

拘束されたスコーピオンが痙攣を始めたのだった。


・・・私自身、ルイナーとして戦闘した際に

ヤツの拘束攻撃は受けた事があるが、

その効力は対象を拘束するのみであり、

直接的な攻撃には使えなかったはずだ。


それが・・・相手を痛め付ける技にグレードアップしている?




「くっ・・・この技は・・・!?」

スコーピオンは苦しそうに声を上げながら

全力で背中の尻尾を動かそうと踏ん張るが、

痙攣を続けるだけである。


スコーピオンはパワー型のフォーサーではないが、

背中の8本の尻尾はそれなりの力を込めた状態で可動させる事ができる。

おそらく、生身の人間の頭部程度ならば

尻尾だけで飛ばせるであろう。




「・・・食らうが良い!」

アナタシスはそのまま両手をめいっぱい広げ、

スコーピオンへと向ける。


次の瞬間、スコーピオンの全身から

凄まじい量の火花が飛び散った。


あの火力を見ると、おそらく

以前のトレディシオン・ルイナーでも

耐えられるか怪しいレベルにまでパワーアップしているのが分かる。




「くっ・・・!」

彼女の背中の8本の尻尾のうち、2本が根元から切れ、

アスファルトへと落ちたが、

スコーピオン本人は気にせず敵をまっすぐに見据えている。


「拘束力に加え、瞬間火力も強化されている・・・。

 野佐根のざねさん、これ以上は危険です。」

私は彼女の背後10mほどの地点から観戦しているが、

とても平静を装う余裕は残っていない。


それは自分も危険に晒されているという恐怖心ではない。

どちらかと言えば、これまでの強大な支配欲を失った私は

いつ死んでも良いと思えるほどにまで精神が摩耗していた。




「・・・上戸鎖かみとくさり様、勘違いしないでください。

 私が戦うのはあなたを守るためではない。

 あの怪人の正体を知るため、です・・・。」

「・・・それは私も同感ですが・・・。」

私が恐怖する対象は、目の前の宇宙人型フォーサーの存在そのもの、

及びそれを作り上げた技術を持つ者である。


スコーピオンは私に返答せず、

近くの電柱へ向かって跳躍し、その上に飛び乗った。

アナタシスは再び右手をスコーピオンへ向けるが、

彼女は瞬時に隣の電柱へと飛び移った。


軽快な動きで宇宙人の背中を取ったスコーピオンは

残った6本の尖った尻尾を一斉に宇宙人目掛けて伸ばす。

が、すぐに振り返った宇宙人はその尻尾ごと

念力でスコーピオンの身体を拘束した。




スコーピオンの身体からは再び多量の火花が走り、

6本のうち2本の尻尾が千切れた。




野佐根のざねさん、もう無理です。

 あなたとその宇宙人フォーサーとでは相性が悪い!

 逃げましょう!」

私の中では先ほどから強烈に不快な感情が湧き上がってくる。

それは彼女に対する慈悲と言うべきなのか、

それとも他のものなのかは判別できない。

が、ボロボロにされていくスコーピオンを見るのには

限界を感じてしまう・・・。




「・・・どうせ、逃げられませんよ。

 この念力怪人からは・・・。

 もし逃げるなら、上戸鎖かみとくさり様、

 あなたが適任です。」

目を背けたい・・・。

いっそ逃げてしまいたい。

そういった感情も、私の中にはある。


しかし、私の現状における不満は

そのような行為では解決しないという事は理解できていた。

何かが違う・・・。

気持ち悪い・・・。

これ以上ないほどにまで・・・気持ちが悪い!!




見ると、遂にスコーピオンは残りの尻尾を切られ、

彼女のメイン武器は機能を停止していた。


次の瞬間、全身から火花を散らしながら

スコーピオンは飛ばされるようにして私の足元へと転がってきた。

・・・もう、完全に勝敗は付いていた。




「・・・上戸鎖かみとくさり様・・・。」

アスファルトに仰向けになっていたスコーピオンの変身が解け、

元の野佐根のざねへと戻る。


「・・・どうか、オーバーキラーの手助けを・・・お願いします。

 あの方は・・・日本を守ろうと・・・。」

野佐根のざねは冷静な性格で、口も非常に堅い。

だからこそ、自らの最期を察した事で

気が緩んでいるのだろう。




・・・だが、ここで私は違和感に気付く。

封じられていた情報をゆっくりと吐き出す彼女が

どうしても”気に食わない”・・・。


「・・・私は、何を・・・?」

秘書であった野佐根のざねの最期を見届ける役割が

多少なりとも私にある事は知っている。

しかし、どうしても”悲しい”などといった感情を引き出せない。


込み上げる強烈な不快感・・・。

私を守ってくれたはずの野佐根のざねに対する憎悪・・・。

激しい胃の痛み。

何だ・・・何だこれは・・・?


安らかそうな表情で永遠の眠りについた野佐根のざね

私は直視できなかった。

・・・直視するものならば、

身体ごと彼女を粉砕してしまいたい欲望が引き起こされる。

おかしい。

私は完全な”異常者”と化してしまった。




・・・次の瞬間だった。

突如、私の全身が鼓動を始めた。

まるで心臓が身体の様々な場所にあるかのように。


・・・一瞬、あのアナタシスの念力拘束かと思い、

敵を見据えてみるが、彼は黙って私の方を見ているだけであり、

無関係のようだ。


身体の鼓動は止まる気配がないどころか、

更に加速し、だんだんと呼吸が上がってくる。

戸惑いながら私は、

以前にも同じ感覚に陥った自分を思い出した。

以前とは言っても、つい昨晩の事であるが・・・。




「なるほど・・・そういう事か。」

たった今、私は自分の潜在的な目的というものに気が付く事ができた。





・・・私の欲望は・・・「支配」。

そんな事は既に自覚していたが、

トレディシオン・ルイナーの力を失った私は

力による支配が実質的に不可能となった。


だが・・・欲望だけは内部に残り、

その手段を変更し、未だに同じ欲望を果たさんと求め続けている。


・・・その新たな手段とは・・・。





私の全身はいつの間にか黒光りする鎧のような皮膚に覆われており、

視界がより鮮明になっていく。


そう・・・全てを”閲覧”し、

知の優位性を掴み取り、

今度こそ全てを「支配」するために。




脳部分にはプラズマのような細かい模様が刻み込まれ、

それを挟むようにV字型の装甲が後頭部に向かって伸びる。

目は銀色のラインが一本だけ通るデザインになっており、

目以外の顔面は装甲で覆われる。


身体には全身が隠れるように漆黒のローブが生え、

そのローブにはDNA構造を模したかのように

対象色である白い模様が刻まれた。


以前のトレディシオン・ルイナーとは

比べ物にならないほど全体的に細いフォルムを持つ

漆黒のフォーサーが突如出現した。




・・・5体分のフォーサーから摘出したHR細胞は

未だに私の中に残留している。

が、私自身がフォーサーの怪人態へと進化を遂げる素質がなかったため、

過去にはその5つのHR細胞のみでは私がフォーサーとなる事はなかった。


しかし、現在はその5つのHR細胞が一斉に鼓動を起こし、

私の本能的欲望である「支配」という目的を達成しようと動き出したのだ。




・・・かつて、フォーサー研究者の

太斉だざい たける氏から聞いた事がある。


体内の全てのHR細胞に目的意識を持たせ

それらを統合した怪人を創り出す事は不可能ではないと・・・。

が、その方法も、原理も、何もかもが不明で、

文字通り、仮の存在でしかなかった・・・。




・・・その常識を覆すようなフォーサーの分類名として

太斉だざい氏は”ゼイアー”と名付けていた。




「・・・?」

破壊活動を止め、

黙って私の様子を見ていた宇宙人フォーサーは

身構え、戦闘体勢へと移行している。


「・・・これが・・・”ゼイアー”の力なのか・・・?」

再びフォーサーとなった私の脳内には、

目まぐるしいほど多量の情報が一気に流れ込んでくる。


それは視界に映った情報のみならず、

宇宙人型フォーサーのダミーである目の前の怪人の正体、

そして発動可能な技、次に予想される動き、

など、様々な有益な情報の数々。

もはや時間的制約を超えた閲覧、と言っても過言ではない。


トレディシオン・ルイナーの時とは、桁違いも甚だしい。




「努力は・・・無駄なのだよ!」

宇宙人型フォーサーは右手を私へと向ける。

通常ならばそこでサイコキネシスによる拘束が発動するはずであるが、

私の身体は何事もないように目標に向かって前進を始める。


「・・・なぜだ?」

「フッ・・・あなたのその技、

 全て把握しているのですよ。」

サイコキネシスによる拘束には、

空気中の何らかの物質移動が必須となる。


が、私の全身を覆うローブは、

私の意思でその物質の化学的組成を把握し、

打ち消し合うための対象物質を分泌する事ができる。


つまり、ローブに触れる対象が

フォーサー本体など構造が複雑な有機物ではない限りは、

敵から繰り出される全ての攻撃を無効化できるという訳だ。




「くっ!私の拘束が・・・効かないのか?」

「この装備、我ながら気に入りました。

 名前は・・・”ドミネイト”で良いでしょう。」

宇宙人型フォーサーは焦りと共に

先ほどスコーピオンを殺した自然発火能力を発動するが、

私の身体は一切の火花を出さない。


「・・・お前ぇ・・・何者だ?」

宇宙人フォーサー、アナタシスが問う。


「私は・・・フォーサーゼイアー態・・・。

 “トランセンデンタル・オーガナイザー”です。」

今の私には負ける理由が見当たらなかった。

敵がフォーサーレベルX準拠の怪人だとしても、

相手の”全て”を把握している。




・・・異常なまでに心地が良い。

これほどまでに心地が良いのは久しぶりだ。




・・・全てを知っているという全能感。

相手に勝る優越感。




・・・これこそが支配!!

私が求めていたものだ!!




「ニーザー・アナタシス、いや、城ヶ崎社長。

 ここはあなたに見立てて相手しましょう。

 本当の社長を、私は殺す事ができませんでしたからね?」

私は、このオーガナイザーは、

そう言い終わるが早くアスファルトを蹴り放ち、

跳躍しながらアナタシスへと一瞬で接近した。
























―――――その頃、緑野病院では―――――




「ぐあああッ!!」

カエルの跳躍蹴りを食らった銀色の熊型フォーサーは

勢いよく宙を舞い、駐車場に転がった。


「・・・フッ・・・本物じゃないようだが、

 やっぱり手応えは半端じゃねぇ・・・。」

先ほどから熊は幾度も地面へと叩き付けられ、

既に弱ってきているが、

その度に素早く立ち上がり、

懲りない様子で何度もカエルへと立ち向かっていく。


・・・彼は戦う事にしか興味がなかった。

その過程で自分が死ぬ事が怖い、

などといった無駄な思考は皆無だろう。


疲労で身体が動かなくなるか、或いは死ぬか、

そのいずれかの状況に陥るまで彼は戦い続ける。


そんな彼の今回の対戦相手は

運悪くも、戦闘マシーンとも呼べる強力な人形であった。




「おらよおッ!!」

熊怪人ことザフラストレイターが右腕の毛皮を尖らせ、

カエルの腹部へと叩き込む。

が、カエルは一切動じない様子で

素早く右フックを繰り出す。


またもや弾き飛ばされた熊は激しく転がり、

芝生へと倒れ込んだ。




・・・そんな激戦が繰り広げられるすぐ隣では、

もう一組の対戦カードの試合が行われていた。




荘乃そうのッ!!」

薄い紫色、”あやめ色”の体色のコブラ型フォーサー、

ネヴァーフーエヴァーが、

獅子と鷲が融合したような姿を持つアトラクター、

翼獣よくじゅうスターダスト・グリフォンへと右フックを繰り出す。


グリフォンはそれを左へのステップで避けると、

自身も渾身の右拳を繰り出した。


硬い拳がコブラの頭部に叩き込まれ、

彼は5歩ほど後退する。




・・・ネヴァーフーエヴァーの両腕は

蛇の頭のような形状になっており、

自由に伸縮させる事ができるばかりか、

その腕で対象に噛み付いて神経毒を注入する事も可能。

しかし、彼はこの戦いをそうして終わらせる事は選べなかった。

・・・紛れもない、グリフォンこと坂本さかもと 荘乃そうの

答えを訊くためだ。




「答えろ!荘乃そうの

 お前は・・・何でそんな簡単にれつを見捨てたんだよ!」

コブラは再びグリフォンに迫るが、

途中でアスファルトの出っ張りに躓き、

前屈みに倒れ込んだ。

・・・感情的になっているせいで

周囲の状況確認もままならない。


「・・・。」

当のグリフォンは、隙だらけのコブラへの攻撃は行わず、

ただ立ち尽くしている。

いかにも、自分のその答えを口に出す事が

悪人の行為であるかの如く。


「いい加減に答えろッ!!」

起き上がったコブラは

渾身の右アッパーを繰り出す。


「くっ!!」

油断していたのか、

グリフォンはアッパーを顔面に受けながら数歩後退した。


「・・・人はみんな・・・他人を選抜するんだよ。

 れつを選ぶか選ばないかは、俺自身が決める事だ!

 秀人ひでと、お前が勝手に決める事じゃない!」

グリフォンは殴られた顔面を押さえながら

思い切る様子で吐き出す。


「・・・じゃあ、途中で選抜から外すのも自由なのかよ?」

ネヴァーフーエヴァーは攻撃を止め、棒立ちになる。

その視線は真正面にそびえる入院棟へと向いていた。


荘乃そうの、俺は・・・俺はな、

 お前の何倍もれつのお見舞いに来てるんだ。

 そこで分かったんだよ。

 れつがお前の事を本当に大切に思っていた事を。」

「・・・。」

グリフォンは言い返さず、

突然冷静に語り出したコブラへと耳を貸している。


「俺は女子と付き合ったりした事ないから分からないけど、

 それってお互いの”心の支え”になるような関係なんじゃねぇのか?

 お前は運動できてイケメンだから

 そういう経験は豊富なんだろうけどさ、

 いざという時にパートナー支えられないヤツなんて

 彼氏失格なんだよ!」

「・・・俺が構ってやればれつは退院できたのかよ?

 それは違うだろ?そんな簡単な問題じゃない。

 第一お前は・・・れつの事しか考えてないんだよ!

 少なくとも俺自身は、れつをその心の支えなんかには

 できる状況じゃなかった。

 お見舞いに行った時だって、

 れつは俺の顔を見て悲しそうな表情を浮かべた・・・。

 俺だって・・・ずっと苦しかったんだよ・・・。

 だから・・・。」

「だから・・・お前はブラックマイスターに?」

「・・・そうだ。俺だって心の拠り所みたいなものが欲しかった。

 でも、入院したとは言え、俺にはれつがいたから、

 新しい彼女は作りたくなかった。

 俺は迷ったんだ。どうすれば良いのか・・・。」


それから数秒間、2人の間では沈黙が続いた。

彼らの後方ではカエルと熊の激しい戦闘が展開されているが、

2人にとってはもはやどうでも良かった。




秀人ひでと・・・。

 れつは俺の事について何か言ってたか?」

沈黙を破ったのは荘乃そうのことグリフォンだった。


「・・・俺に、荘乃そうのを恨むのはやめろって言ってた。」

「・・・そうか。

 でもな、これだけは自分の中でもはっきり分かってる。

 俺がお見舞いに行けばれつは内心、拒絶する。」

秀人ひでとことネヴァーフーエヴァーは否定できなかった。




思い返してみれば、れつは基本、

荘乃そうのの話をほとんど出さなかった。

寝たきりの生活を送る中、荘乃そうのの姿を見る事は

彼女の中だと一種のトラウマとなっているのだろう。

・・・気まずい、何とも言えない関係になってしまった荘乃そうのに出逢う事は。




「・・・俺は今日決めてきたんだよ。

 ブラックマイスターの計画でこの病院を襲撃するついでに

 入院しているれつを殺害する。

 俺は傍から見りゃ完全な悪役だろう・・・。

 でもな、それで気持ちの整理が付くなら別に良い。

 この不快過ぎる現状よりは確実に楽になれる・・・。」


秀人ひでとはずっと、

れつを見捨てた荘乃そうのの事を恨んでいた。

しかし、実情を知ってしまった今、

荘乃そうのを全否定する事はできなくなっていた。

むしろ、荘乃そうのに同情するほどにまで

気持ちが揺れ動いている。




荘乃そうの・・・俺は今の話を聞いて、

 お前が絶対間違いだなんて言えなくなっちゃったよ。

 でもさ、もう間違いとか正解とかどうでも良い。

 俺は・・・ここでお前を殺す悪者になってやる!」

秀人ひでとことネヴァーフーエヴァーは

蛇の頭部の形をした両手を目の前の敵へと向ける。


「・・・それでいい。

 どうせ解決しない問題をウジウジ考えるのも馬鹿らしい。」

吹っ切れた様子でグリフォンもファイティングポーズに移行する。


次の瞬間、蛇の両手が一気に伸び、

それを察知したグリフォンは2枚の翼で空へと飛び上がった。


蛇の腕は拘束しようと獲物の軌跡を辿るが、

俊敏な動きで上空を駆け回り、

蛇の腕同士を惑わせ、絡ませる。




通常であれば蛇の腕が自身の動きを封じる事はないだろう。

秀人ひでとの運が特別に悪いという事もあるが、

今のネヴァーフーエヴァーには確実に迷いが残っている。


“言葉”は常に状況を変える特効薬にはなり得ない。

また、本人の心情を正確に表すものでもない。


・・・目の前の敵を倒しても良いのだろうか。

その問いはネヴァーフーエヴァーこと蔵本くらもと 秀人ひでとへと

投げ掛けられ続けている。

彼自身によって。




グリフォンは滑空し、敵へ右キックをヒットさせ、

その衝撃で蛇は両腕を絡ませたまま転がった。




グリフォンこと、坂本さかもと 荘乃そうの

普段通りのパフォーマンスを維持している。

れつの事で思い悩み、苦渋の限界だったのであろう。

彼にとってはここでれつごと病院を破壊しても、

蛇に負けて殺されても、今よりは楽になれる。

その確信があった。


グリフォンは立ち上がる蛇を確認すると、

再び跳び上がり、右キックを繰り出す。


































―――――その頃―――――




「グッ!!」

白い宇宙人型フォーサーのダミーである

ニーザー・アナタシスは

激しい攻撃を受け止められず、地面へと擦り付けられる。


「弱い・・・しかし、それで良いのです。

 それが、あなたの本来あるべき姿!」

漆黒の”フォーサーゼイアー態”である

トランセンデンタル・オーガナイザーが

全身を包むローブをたなびかせながら

妙に明るい笑い声を上げる。


やおら起き上がった宇宙人は

素早く、開いた両手をオーガナイザーへと向けるが、

彼は瞬時に姿を暗ました。

その次の瞬間、無防備になった宇宙人の背中が強打され、

前のめりに倒される。




「まったく・・・どこを見ているのでしょうか?

 私はここですよ?」

オーガナイザーは放った右の拳を静かに開き、

足元にうつ伏せで倒れたアナタシスを見下ろす。




・・・ゼイアー、というのは、

体内に打ち込まれた複数のHR細胞が

それぞれ同じ目的意識を持った結果、

その欲望を成し遂げるために、宿主へと

フォーサーに変身する力を与えるようになった種である。


これまで、上戸鎖かみとくさりの身体には

フォーサーから摘出したHR細胞が6個注入されていたが、

フォーサーになるための細胞はその中の1つのみであり、

他は指定部位の強化程度にしか使われていなかった。




「私の両脚には他人から摘出したHR細胞が

 1つずつ注入されています。

 これにより、”超高速移動”が可能となった・・・。」

オーガナイザーは言い終わるが早く、

瞬時に宇宙人の前方へと移動すると、

尖ったつま先で宇宙人の頭部をアゴから蹴り上げた。

そのまま宙に浮かんだ宇宙人を上から踵落としで転落させる。


・・・その様は明らかに一方的な対戦カードであった。


オーガナイザーが相手を執拗に痛め付けるのは

自身の「支配」という行為を堪能するためでもあったが、

敵の情報を引き出す目的もある。




「さて・・・あなたが”電気信号”で動く人形だという事は

 このオーガナイザーの分析能力で容易く分かりました。

 しかし、その製作者の詳細は未だ不明です。

 何か情報をいただけませんかね?」

オーガナイザーは倒れた宇宙人をしつこく踏み付け、

拷問を続ける。




「それは・・・無理な相談だな。

 吐くぐらいなら殺してもらっても構わんぞ。」

それを聞いたオーガナイザーは人形を勢いよく蹴り飛ばし、

不機嫌な様子で両手の拳に力を入れる。

転がった宇宙人はすぐ起き上がり、体勢を整えた。


「良いでしょう・・・。

 精巧な人形とは言え、死の怖さを知るなどとは考えにくい。

 よって・・・あなたはここで始末させていただきます。」

次の瞬間、オーガナイザーの全身を覆っていたローブが

溶ける様に彼の身体の内部へと吸い込まれた。

オーガナイザーの隠れていた全身が露出する。


・・・ルイナーの時とは対照的で、

上戸鎖かみとくさりの細身の体型をそのまま維持したフォルム。

しかし、その表面は漆黒の堅く軽量な装甲で覆い尽くされている。

加え、両脚の膝、左肩、両前腕の計5か所に埋め込まれた

大きな”目”がギョロギョロと動いている。


・・・それらは紛れもない、

元の身体から抜き取られ、

然るべき宿主へと打ち込まれたHR細胞たちであった。




「・・・クレイジー・ケミカルバイオレンス!」

オーガナイザーはそう言い放つと同時に地を蹴り、

アナタシスを取り囲むように高速移動を開始する。

戸惑う宇宙人に攻撃の隙を与えず、

オーガナイザーは次々と蹴り、拳などの格闘技を繰り出していく。


衝撃で前後左右へとよろめくアナタシスであったが、

自身の違和感には勘付いていた。

・・・見る見るうちに宇宙人の身体は”無くなっていく”。


オーガナイザーの攻撃を受けると同時に

その部位がクレーターのように凹み、

あったはずの肉片が瞬間的に消えていく・・・。


ほんの数秒でアナタシスの身体は抹消され、

その場に残されたのは片膝をついたオーガナイザーのみとなった。


・・・その姿はまさに"支配者"の風格。

支配の狂人は今ここに完全復活を遂げた。




「・・・フフフフフ。

 これが完璧なる支配・・・。

 この身体があれば、私は本当の支配を実現できる。」


トランセンデンタル・オーガナイザーこと上戸鎖かみとくさりには

たった今消した人形の製作者に心当たりがあった。


かつて彼と協力関係を築いていたはずが、

いつの間にか関係を崩した挙げ句、

彼に対して刺客を送り込んできた謎の組織・・・。


その名はテロ組織「バーバレス」。




上戸鎖かみとくさりの支配欲は更に度を増した結果、

自分を見下した愚か者を”支配”すべく、

彼の身体を動かす動力源と化した。

























―――――その頃、例の2人は―――――




「ぐあっ!」

グリフォンの蹴りを受けたネヴァーフーエヴァーは転がりながら

駐車してあった自家用車の側面を突き破り、中にめり込む。

と、同時に自家用車が勢いで移動し、

駐車場の柵を突き破り、アスファルトの土手へと転がっていった。


「どうした秀人ひでと!そんなもんか、お前の力は!」

グリフォンは叫びながら翼で飛び上がり、

土手の下の車目掛けて蹴りを繰り出す。




もはや迷いを捨て切れない蛇など、

決意を決めたグリフォンの相手ではなかった。

先ほどから一方的にネヴァーフーエヴァーは叩きのめされ、

完全に弱り切っているのは明白だった。




「へへっ・・・今日はいつも以上に運が悪いんだよ。

 でもな。」

車のドアにめり込む姿勢でグリフォンを見上げていた蛇は

予想もできないほどの俊敏さでドアから飛び退いた。

最後の力を振り絞って。


突然の動きを予測できなかったグリフォンは

加速の勢いを殺し切れずに車へと突っ込み、

車はそのまま側面方向へと90度だけ向きを変える。




「おらああああ!!」

頭から車に突っ込んだグリフォンへと向かって

蛇が全身の力を込め追突する。

同時に、蛇は何やら車のドアの中央部分のパーツを無理やり取り外す。


「一緒に道連れだ!」

蛇はそう言いながらもぎ取った金属片で

まるでマッチを擦るように車体を思いっきり擦った。


・・・ネヴァーフーエヴァーは先ほどの追突で

車からガソリンが漏れ出した事に気付いていた。

それでわざとグリフォンを引き付ける作戦を取った。

フォーサーやアトラクターは基本、強化皮膚で覆われているため、

炎が直接的な死因になる事はないだろう。

それはフーエヴァーも了承していた。


しかしその時、彼には予想もできなかった事が起きた。




「!?」

目の前で自分と密着しているグリフォンが

突如、変身を解除したのだった。


次の瞬間、ガソリンに引火した火花が

激しい爆発を起こした。

そこにいる1体のフォーサーと、そして、

1人の人間を巻き込み・・・。




ネヴァーフーエヴァーは爆発の勢いでアスファルトを転がり、

それとほぼ対照方向に人間も転がる。

蛇の装甲に爆炎が引火する事はなかったが、

1人の男子の服は燃え上がり、苦しそうにもがき続ける。




荘乃そうのッ!!」

蛇は急いで駆け寄り、

自身の両手で軽く叩く様にして消火するが、

明らかに手遅れだった・・・。


「・・・まさか・・・あのタイミングで・・・

 アトラクトの効果が切れるとは・・・な。」

仰向けの荘乃そうのが苦しそうに言葉を吐き出す。


荘乃そうの、お前まさか。」

「勘違いするな・・・アトラクトの効果を意図的に中断する技術を

 俺は持っていない・・・。」

激しく咳き込む荘乃そうのを見て、

蛇は自身の変身を解除した。


「お前には悪いけど・・・俺の勝ちだ。

 誰かに、言い残す事は?」

秀人ひでとはまっすぐに荘乃そうのを見据え、

声を潜めるように訊く。


「いや・・・俺には何も・・・ない。

 これで終わる事ができるなら・・・何よりの幸せかもしれない。

 れつの事も・・・きれいに忘れられる。」

いつ息絶えてもおかしくない状況の荘乃そうの

なぜか涙を流しながら笑みを浮かべ、まっすぐ上空を見つめている。


秀人ひでと・・・サンキューな。」

その言葉を最後に、

荘乃そうのは幸せそうな顔のまま、絶命した。


「・・・聞こえてるか、分からないけど、

 たぶんれつの事を一番大切にしてたのはお前だよ。

 坂本さかもと 荘乃そうの。」




もしも荘乃そうのれつの事を何も考えない人間なら、

平気で何度もしつこくお見舞いに来ていた事だろう。

・・・悲しむれつに構わず。


彼はれつの事を真剣に思い悩んだ結果、

顔を合わせられなくなった。

そして、顔を合わせなくなった結果、

れつへの気持ちが薄れていった。

しかし、それでも責任感で他の女子に気移りする事ができないで、

ずっとれつの事を無理にでも考え続けていた。


荘乃そうのは入院したれつの事を

恋愛のパートナーとしてではなく、

1人の女性として支えていた。




・・・その事に、寝たきりのれつは気付いていたであろうか。

もし仮に鋭い彼女が勘付いていたとしても、

それは実態がない支えであり、

彼女にとっては特に気持ちが良いものとは言えないだろう。


そう、間違いなく、

荘乃そうのに有効な手段は残されていなかった・・・。

それでも、荘乃そうのは考え続けた。

過去のパートナーであったれつの事を。

陰から愛し続けた。

その先に何もないと薄々気付いてはいたものの・・・。




「・・・荘乃そうの・・・辛かったよな。」

秀人ひでとは涙を浮かべながら荘乃そうのの両目の瞼を下ろした。


結局、憎くてたまらなかった男子は

自分とれつへの気持ちがほぼ同じ男子であった。

秀人ひでとには荘乃そうのとは対照的に、

物凄い後悔が残ってしまった・・・。


「俺の今日の不運の見返りは、今ので使い果たしたとは思えない・・・。」

秀人ひでとはよろよろと立ち上がると、

先ほど荘乃そうのが見据えていた上空に視線を向ける。


「神様・・・どうかれつだけは助けてください。」

弱々しくそう言いながら、

秀人ひでとの身体はその場でゆっくりと傾き始めていた。








@第26話 「フォーサーゼイアー!?」 完結




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