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『海の上の博物館』(行田尚希)を読んで

タイトル通りの海の上に建つ博物館のお話です。瀬戸内海の小さな島に建つ元別荘だった建物。来館も不便だし、海の上なので保存状態が危ぶまれて展示品を借りるのもままならず、細々と運営されています。

主人公は新人臨時職員の女の子。悪戦苦闘しつつ成長していく物語。

他の職員や町の人たちも個性豊かで一生懸命。そんな人々との連作短編は最後に集大成のように団結します。

しっかりがっつり読みたいときにはちょっと物足りないさっぱり気味ですが、爽やかで元気になれる作品だと思います。大変なことや辛いこともあるけれど、必ず前へと進んでいく、気持ちのいい読後感でした。


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