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『月の扉』(石持浅海)を読んで

読んだことのない作家の作品に出会うのはとても楽しいものです。今回読んだ本も初めての作家のものでした。

お気に入りユーザーさんで石持浅海ファンの方がいらっしゃるので興味を持ちました。ただそのユーザーさんとは読書の趣味が完全に一致するわけではなく、むしろ意見や好みが違うことを楽しく語ることができる間柄なのです。そんなわけで、実はこの本もそれほど期待はしていませんでした。(Lさん、ごめんなさい!)

ところが、なんとなんと!一気読みでした!素晴らしい裏切られ方です。


那覇発羽田行の旅客機が3人の男女にハイジャックされます。しかし、空港から動きません。要求はある人物を連れてくること。但し釈放を求めるわけでもなく、ただ連れて来いと言うのです。離陸しない機内では犯人たちの想定外の出来事が。ハイジャック、密室殺人、幻想譚(⁉︎)の絡まり合ったストーリーに夢中になりました。

個人的には本格推理が読み慣れないので、密室殺人の件はいかにも推理っぽくてその辺りは正直ビミョーではありますが、全体的には好印象でした。


とても不思議な魅力のある小説でした。なんといってもタイトルがステキ!

近いうちに他の石持作品も読んでみたいと思います。


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