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『ヒートアイランド』(垣根涼介)を読んで

渋谷のストリートギャング、プロフェッショナルな強盗、非合法カジノを経営するヤクザ、その組と対立する他の組。それぞれが表沙汰にできない大金を巡って命を張っての攻防を繰り広げます。バイオレンスアクションというよりは知能戦になるのかなぁ。それでもやはり、この登場人物たちなので、暴力シーンは多かったです。


冒頭の40ページはストリートギャングが興業するファイトパーティーのシーンで、それがもう、つまらないのなんのって!あ、いえ、私の好みじゃないという意味で。

シーンとしては大切な部分で、描写や展開もなかなかなんだと思います。ただ、私がバトルとか立ち回りとか受け付けなくて。それだけの理由です。


それ以降はかなり楽しめました。まあ、社会的には全く許されないことばかりなんですが、そこは小説の良さですね。ドラマチックです。

ストリートギャングは一般的なそれとは一線を画していて、知的で有能なリーダー二人組がいるんですね。だからファイトパーティーで収入があったりして。


それぞれの立場でストリートギャングや強盗やヤクザがああだこうだと知恵を絞って、罠にかけたりかけられたり。

終わりが近づくと怒濤の展開。うまいことやるんですね。誰がとは言いませんが。

結構ドキドキハラハラできました。

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