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『ししりばの家』(澤村伊智)を読んで
ホラーです。比嘉姉妹シリーズ4作目。今作は姉の琴子だけですが。
とはいえ、霊媒師である琴子は例によって最終決戦までほとんど出てきません。
かつて子供たちに幽霊屋敷と言われた家は家主が代わり、いまや仲のいい家族が暮らしています。偶然の再会を経て、その家を訪れるようになった果歩は、なんだかおかしいと感じます。部屋中に砂が散っているに、気にしていなかったり。
その家に関わる人物はもう一人います。かつて幽霊屋敷と言われた空き家に忍びこんだことのある男。彼は砂に脳を侵されている感覚に悩まされています。そして原因となったその家を毎日欠かさず監視しているのでした。
読みやすくテンポがいいのに、じわじわと迫りくる恐怖があります。最終的には原因となるモノと琴子の決戦となるわけですが、この最終決戦はですね、ある助っ人の登場に胸が熱くなりました。
怖いけどおもしろいです。
我が家はマンションでよかった……。




