『ふしぎの旅人』(田丸雅智)を読んで
完全なる資料は別として、小説に関しては勉強やインプットのために読むことはまずありません。実際、好んで読むジャンルと自分で書くジャンルはほとんど重ならないですしね。単純に読みたいから読んでいます。
ただ、ショートショートは苦手意識もあって、まったくと言っていいほど読んでこなかったので、勉強のつもりで読んでいます。ショートショートとショートストーリーの違いってなんぞや?というレベルですので。
まあぼちぼち読んでいるうちに、二年前くらいに読み始めた頃に比べたら、感覚的にはわかってきた気もします。
田丸さんがよくおっしゃっているのは「短くて不思議な話」で「アイデアがあって、それを活かした印象的な結末がある物語」とのこと。
この本は、そんな短くて不思議な話の中でも「旅」に関したお話が18編。
日本国内だったり海外だったり。実在の地名も出てくるのに、そこにあるのは不思議な現象。
振り返ってみると、色彩に溢れてたなあと思います。カラフルな印象が残りました。突拍子もない驚きというよりは幻想的なお話が多かった気もします。
個人的には『Blue Blend』というお話が好きでした。海と空の青が混ざり合うというとても美しい光景が目に浮かびました。
もうだいぶショートショートに対する苦手意識もなくなってきました。
私が小学生の頃はショートショートというと星新一さんだけって感じだったので、私の中で「ショートショート=怖い」って図式が出来上がってだけど、今ではいろんな作風のショートショートがありますよね。
短編よりも短くて、内容もわかりやすいショートショートというジャンルは、今の時代に合っているのかななどと考えたりもしました。
またなにかショートショートの本を読んでみようと思います。




