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『黄泉がえり again』(梶尾真治)を読んで

前回の宣言通りに続編を読みました。

物語の舞台は同じく熊本。前回の黄泉がえりから17年の月日が経ち。熊本地震から一年半だか二年だかが過ぎた頃。再び黄泉がえりが起こり始めます。けれども、発生条件が以前と違って……。


これ、二冊続けて読んで正解だわ。特に時間あけると忘れちゃう私とか。

同じ人物が登場するから、ちゃんと覚えていた方が断然楽しめます。

前作もだけど、土地鑑のある人だともっともっと楽しそう。


読み始めてかなり早い段階で、すごい人が黄泉がえった! この話、どこへ向かうの!? と一気に引き込まれました。そしたらすぐに、これってありなの!?っていう黄泉がえりもあって。


次々と展開するので先が気になります。

確かに前作をしっかりと踏襲している話なんですけど、雰囲気は少し違う感じがしました。前作は謎の生命体というかエネルギー体が核にあったのですが、今回は別のものが黄泉がえりを引き起こしているので、そのことも大きいかなと思います。


やはり今回もいろんな人の視点で描かれるのですが、主に物語を牽引していく視点は三つ。前作にも登場した元記者の川田平太、歴史専門学芸員の蒼木克史、小学生の吉田裕馬と仲間たち。個人的には裕馬と仲間たちのバタバタした雰囲気が特に楽しかったです。

そうそう、今回はなんかユーモアがあります。明るい印象でした。

まだ熊本城は悲しい姿だし、地震の影は色濃く残っているんだけど、力強く前向きな話でした。


言霊があるのなら、この小説は熊本の復興を支える大きな力になるんだろうなと思います。

元気をもらえる一冊でした。

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