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『夢と気づくには遅すぎた』(堀真潮)を読んで

18編のショートショート。

第1回ショートショート大賞で大賞を受賞された方。


小学生でショートショートに出会った方が多いかなと思います。私の頃は星新一さんが大人気でした。けれども私は怖くて怖くて、それ以外、ショートショートに苦手意識を持っていました。なので、読み始めたのはごく最近のこと。

そのきっかけのひとつが、堀真潮さんのショートショート大賞受賞作でした。あ、こういう世界観もショートショートなんだ、と知りました。こういうのなら好きかも、とも思いました。


私の中で大きかったのは、SFじゃなくていいんだ、ということ。近未来をイメージさせる、風刺の効いた、はっきりとしたオチのある話がショートショートだと思っていたのです。

けれども、堀真潮さんのショートショートは、たしかに「うわっ」と思うラストの話もありますが、SFでも少し不思議の方のSFでした。


この本もそんなショートショートたちです。

いまだにショートショートとショートストーリーの違いがよくわかっていない私ですが(どうやらO .ヘンリーはショートショートではないそうですね。O .ヘンリーなら好きだったのですが)、こういう話たちは好きです。

女性らしい感性をいかしたショートショートという点が、個性的で素敵な作風だと思います。

美に取り憑かれたり、ママ友との関係だったり、どろりとした怖さを幻想的に描かれています。


そして、本のサイズがなんかかわいい。コミックの大きさかな?

怖楽しい一冊でした。


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